中国の内職
中国の内職
長安の街では、3−4年前から服飾の飾りの工業が増え
家庭内で内職をする人達が増えました。
裏道りを歩くと道端で鎖を作ったり部品の選択をしたりと
4―5人が固まり作業をしています。
以前は、裏通りでは麻雀をやっていましたが内職に変わったのは
良い事ですが、物価が高騰しているので、生活に追われて
やっているのだとすると、大変です。
中国も人件費が上がり、内職はこれからは、企業が必要とする
隙間産業ではないでしょうか。
手間賃を確実に払ってくれるのなら、庶民にとって
有難い職でもあります。
この内職も、最近では組織化され段々大きくなってきました。
裏長屋の1階を工場にして従業員は近所のおかみさん連中を
集め、中には乳飲み子をおぶって作業する人達20−30人で
作業をしています。
この様な家内工場は、今華南の至る所の街で見る事が出来ます。
中国でも確実に工業の裾野が広がっているのを感じ、
やがて大きな流れとなり、世界をリードする時がくるのでしょうか。
日本の50年前が原風景とダブって見える現在の中国です。
