大和ミュージアム再訪2009

'05年に続いて'09年5月4日に再訪した呉・大和ミュージアム。何回見ても凄いの1言です。

大和ミュージアムが完成して間もない'05年5月2日に最初の訪問をしています。
この1/10大和製作の話は随分前から聞いていて日本海軍艦艇製作家の河井登喜夫氏(故人)が1人で製作しようと思い立ち、意思半ばでお亡くなりになったのは残念な事でした。その後呉に大和ミュージアム建設の話が出てその象徴として1/10大和が製作実行委員会の方々の手により、東シナ海に沈んでいる大和の入念なリサーチ、綿密な考証を経て1年半という突貫工事で完成に至りました。驚きべき事に早く造っただけではなくて現時点で考えられる入念な考証に基づいてオリジナルに忠実に再現してされているという点で大きさだけではなくて現在の戦艦大和モデルの頂点に立つものです。

前回訪問の時と違っている点は・・・・・・・1つだけあって、主砲弾着弾点観測の為の零式観測機が新たに追加になっていました。実際の大和には6機配備されていたそうです。'45年4月沖縄特攻の際は全機本土に帰還しています。・・・・・と言うわけで前回とあまり違わなかったのですが、新たに出来ていた「てつのくじら館」も見られたし。この1/10大和は何回見ても素晴らしい出来栄えで見飽きません。
前回とほぼ同じ写真が並ぶと思いますが、今回は大きめで載せてみます。それと・・・・・映画「男たちの大和」の尾道実物大セット写真を大黒屋さんからご提供頂いたので載せてみます。写真を提供して頂いた大黒屋さんにはこの場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。

■大和ミュージアム
http://www.yamato-museum.com/

■訪問:2009.5.4

■尾道実物大セット(提供:大黒屋さん)

映画「男たちの大和」のパンフ。撮影は実物大セットを使って行われました。一般公開後今は撤去されました。1部対空機銃などは大和ミュージアム近くに展示してあるそうです。

艦首部分。菊の御紋章の直径は約1.5m。'99年夏東シナ海で沈んでいる大和はこの御紋章で「大和」と確認されました。

1番、2番主砲あたり。砲身の長さは約20m。大和の主砲は45口径46cm砲という、巨大なものでした。しかしながら・・・・照準が光学測距方法(目視のみ)だったので夜や霧の状態では照準も出来ず、この点、アメリカは口径では劣りましたが、レーダー照準で暗夜、霧で相手が全然見えない状態でも照準出来ました。もう・・・・何をいわんや・・・・ですね。艦橋は建築基準法を満たしてないとかで造る事が出来ずに映画では合成してあります。

主砲1基あたりの重量は当時の駆逐艦1隻に匹敵する重量だったそうです。これは第2主砲付近です。
横に出ているのはこれで目標との距離を測る測距儀です。それにしても・・・・大きい!!

シールド付3連装対空機銃。口径は25mm。主人公の内田2等兵曹はシールドなし3連装機銃座で指揮を取りますが・・・・航空機相手では無力に等しいものでした。

艦体からはみ出すようにして装備されたやはり3連装25mm対空機銃。竣工時(昭和16年12月)以降航空機に対する脅威が大きくなり、大幅に対空機銃が強化されました。

当日の賑わいぶり。小生も行きたかったのですが・・・・?行けませんでした。残念!!素人考えで大和ミュージアムの大和広場にこのセットそっくり移築したら良かったのに・・・・なんて思っておりますが・・・・???

■それではいよいよ2回目訪問の大和ミュージアムです。

時間前に到着、なんとかPに車を止める事が出来ました。
この大和ミュージアムは世界に誇る「戦艦大和」を建造した街、「呉」を象徴する博物館として5年前に建築されました。


目玉はやはり1/10戦艦大和ですが、他にも見るべき多数の展示物があります。何回見ても1/10大和は素晴らしく圧倒されます。

呉海軍柱島泊地にて謎の大爆発をして沈没してしまった戦艦陸奥の40cm主砲。アメリカ海軍は最大でも40cm口径で充分だと考えていてそれ以上の口径の砲は造りませんでした。

同じく戦艦陸奥の舵とスクリュー。
昔は京都嵐山美術館に展示してあって1回京都で見たことあります。

同じく零式艦上戦闘機62型も展示してありましたが紆余曲折を経て和歌山県白浜を経てここに展示してあります。

同じく展示してあった戦艦陸奥の物と思われる錨。
随分大きいものでした。

別悪度から戦艦陸奥のスクリューです。
ほぼ完全な形で残っていました。

海の神ポセイドンの像にて。

さあ、2回目の大和ミュージアムです。
今回はどんな収穫があるのか・・・・・?
しかしながら・・・・例の映画「男たちの大和」で使われた対空機銃などの実物大セットなどがこの近くに展示してあるというのは全然気がつきませんでした。

時間になり、いそいそと中に入って見学します。

■大和ミュージアムの中の様子は次へをクリックして下さい

2010.8.14

■参考文献

この空前絶後の1/10大スケール大和のモデラーの為の解説書。モデルアート社がまだ大和ミュージアム完成前に取材して纏めた本です。これを読めばどのスケールの大和でも製作の際の参考になる本だと思います。

■1/10戦艦大和
■出版社:モデルアート社
■申し訳ありません、今は絶版のようです。

どのようにしてこの1/10戦艦大和を建造したのか、非常に興味深い本です。
わずか1年半という、いわば突貫工事でこの大和は建造されました。
力作だと思います。


■戦艦大和復元プロジェクト
■出版社:角川書店
■\760