忠臣蔵歴史散歩 京都山科編

12月は例年、忠臣蔵が放送になっていましたが、最近は少なくなって来てファンとしましては非常に寂しく思っております。映画の方も数十本作られていて、凄く人気作品になっていますよね。私の近所には忠臣蔵関連の史跡が結構あるのに気がついてせっかくだからと資料も集めて1つ訪ねてみることにしました。やってみたら・・・・結構面白くて嵌ってしまいました。今回は第1回目と言うことで山科ですが、次回以降東京や赤穂なども視野に入れています。ここだけではなくて、幡豆郡吉良町や大阪箕面市萱野なども考えています。はてさてこのシリーズ、どうなりますか・・・・?乞うご期待!!

■走行:2008.12.13
■コース:京都駅〜お軽の墓・上善寺〜一力〜山科大石神社〜内蔵助閑居跡〜伏見撞木町〜近鉄伏見駅 走行:約30km

走行コース

■京都駅〜上善寺

今日は久し振りの輪行。京都駅です。

河原町通りを北上して行きますが、これは最初の上善寺の位置を間違ってい為でした。初めから千本通りを行った方が近いです。

上京区門前町の上善寺。住職曰く「年に何人か間違えて来られるんですよ・・・・」トホホ・・・・俺もその一人?

正しくはこちらの上京区千本今出川の上善寺。→

寺は分かりましたが、お墓は・・・・・一体、どれなんだぁ・・・・・・?????小1時間探しまくりましたが分からず。

仕方なく住職に聞いてやっと・・・・分かりました。このお墓です。
お軽は正しくは可留というのが本当のようで、内蔵助の遊郭通いを心配した進藤源四郎が版木屋二文字屋次郎兵衛の娘お軽を世話したのでした。

戒名は右側「清誉貞林法尼」とあるのがお軽のものだと伝えられています。
元禄15年、内蔵助の元に行ったのは18歳の時でした。29歳で亡くなったとされています。
中央は父上、左は母上のものとされています。→

■上善寺〜一力

京都・祇園では超有名お茶屋の一力です。仮手本忠臣蔵の中の7段目一力の段に登場します。映画'58年大映「忠臣蔵」でも内蔵助がここで遊んでいますね。

昔から有名お茶屋の一力ですが、男性ならだれしも一度はお茶屋遊びをしたいと考えているのではないでしょうか?(笑)ここは一見さんお断りですが、一度遊んで見たい向きの為にちその方法をちょっと書いてみます。

■高級ホテルに泊まり、そこのコンシェルジュから予約を入れる。
■おおきに財団に入会する
http://www.kyokanko.or.jp/ookini.htm

・・・・等という方法があるそうで、到底見られないということでもなさそうです。費用は場所代・料理仕出し代(一力では料理は作らない)花代含めて1晩数万・・・といったところだそうです。


参考:祇園一力亭の夕べ

いわゆる舞妓・芸妓は各置屋に所属していて各お茶屋のお座敷から呼ばれると置屋からそのお座敷へ出張するわけですね。

この花見小路は昔ながらの街並みが残っていました。きれいどころも見かけました。

一力の玄関にて。

■一力〜山科大石神社

これから山科への峠越えです。

内蔵助が休んだとされる岩。ということはやはり一力へ行った???

峠に着きました。ここは滑石越と言うそうです。

山科が見えてきました。

大石神社に到着しました。

宝物殿は必見です。内蔵助直筆の書がありました。→

■大石神社〜内蔵助閑居跡〜伏見撞木町

岩屋寺です。ここの前に内蔵助閑居跡があります。

内蔵助閑居跡。今は建物はなく石碑が建つだけです。

内蔵助辞世の句 「あら楽や 思ひは晴るる 身は捨つる 浮き世の月にかかる雲なし」

山科方面を望む。1年ちょっと、内蔵助はこの地に住みました。何を感じ、何を考えていたのか・・・・・???

■内蔵助閑居跡〜伏見撞木町

伏見遊郭撞木町です。地図でお分かりのように山科からは相当な距離があります。良く通ったものだ・・・・???とビックリしました。

内蔵助お気に入りの遊郭だったよろずやはここにありました。あと笹屋にも良く行っていたそうです。→

今ではひっそりと石碑が建っているだけです。

近鉄伏見駅から輪行で帰りました。充実した1日でした。

■参考資料

■忠臣蔵四十七義士全名鑑
■(株)小池書院発行

忠臣蔵は有名でストーリーもほぼ皆さんご存知ですが、各々の人となりや人間関係などが分かっているともっともっと忠臣蔵を楽しめます。この本は各人の子孫の方々が執筆した銘々伝の決定版ですね。


映画やドラマとは違う真実もここには載っています。たとえば
■内匠頭の介錯人は失敗して2度切りした・・・・
■講談では大変な美男子だった菅谷半之丞は実際には43歳の中年だった・・・・
■赤垣源蔵徳利の別れは実は兄はいなくて弟と妹がいるだけだった・・・・

その他多数収録してあります。忠臣蔵ファンの人は必見!!

■赤穂義士の歩いた道
■文芸社発行
■柏原 新著


忠臣蔵にゆかりのある場所を1ケ所づつ丹念に歩いています。
地図がないのが残念ですが、住所はほぼ全部載っています。非常に参考になる1冊。

■DVD「忠臣蔵」
■製作:大映
■公開:'58年度作品

忠臣蔵の映画は多数製作されていますが、内蔵助に長谷川一夫、内匠頭に市川雷蔵、上野介に滝沢修、瑤泉院に山本富士子など映画黄金期に作られた多分、忠臣蔵映画の最高峰と思われます。特に長谷川一夫と市川雷蔵ははまり役ですね。映像はデジタルニューマスター版で非常に美しいです。


※やっとこのDVD入手出来ました。フッフッフ・・・・・(笑)

編集後記

いや〜〜〜〜、このファイル作った事で忠臣蔵ファンなのがバレバレですね。(笑)いや、忠臣蔵は奥が深いです。ストーリーも面白いし、登場人物の人となりも驚きの連続ですね。しかし思うに昔の武士って「義」を非常に重んじたのですね。たとえば内蔵助は領地召し上げの後にいくつか仕官の話があり、その気だったら以前の赤穂藩と同じくらいの禄を得てりくや子供達と幸せな生活を送ることも可能でしたがいずれも丁寧に断っています。
他の面々も何人かは仕官も可能でしたが(高田郡兵衛はその好例)内匠頭の弟大学によるお家再興の願いが絶たれてから内蔵助以下赤穂浪士の面々は、亡き主君の無念を晴らす為、妻と離縁し、親子の縁も切って一途に宿敵上野介の首級を上げることだけに奔走します。「主君のご無念を晴らす・・・・」ただそれだけの為に命を投げ打って結束し、本懐を遂げた四十七士は300年経った現代においてももてはやされ語り継がれて伝説的な存在になっています。まだまだこのシリーズは続きます。乞うご期待!!

2008,12.17