この徳山湖の底には日本の山村の原風景・徳山村が眠っています。この徳山村を一望する場所に徳山会館が建てられました。沈む前の写真はこちら

■文部省唱歌「故郷」
(1)うさぎ追いし かの山小鮒(コブナ)釣りし かの川 夢は今も めぐりて忘れがたき 故郷(フルサト)

(2) いかにいます 父母恙(ツツガ)なしや 友がき 雨に風に つけても思いいずる 故郷


・・・・今回のツーリング中、この歌がずっと頭の中で響いていました。生まれ育った我故郷、懐かしい山や川、通った小中学校、御世話になった先生、そして親しい友人や片思いだった彼女・・・・そういう人生で多分、家族の次に大事な故郷が・・・・ある日突然湖の底に沈んでしまってもう2度と見られなくなったら・・・・・・???そんな思いを抱きつつちょっと複雑な気持ちで走ったのでありました。もう遅いですが、出来たらもっと早くに行きたかったです。当日は徳山ダムを見学、徳山会館で沈む前の徳山村の貴重な写真なんかも拝見できて非常に意義のあるツーリングだったと思っています。


■走行:2008.9.28
■コース:
道の駅綾部の里もとす〜谷汲〜横山ダム〜徳山ダム〜徳山会館〜馬坂トンネル〜根尾谷薄墨桜〜根尾谷断層〜道の駅綾部の里もとす  
走行距離:約80km

■走行地図

■プロフィールマップ




























(555m)

■道の駅「綾部の里もとす」〜徳山ダム

早朝7時、道の駅「綾部の里もとす」を出発。

県道40号線を行きます。朝は誰もいません。

平成13年に廃止になった名鉄谷汲線・谷汲駅。

駅構内や車両は昔のまま。

←谷汲と言えば谷汲山華厳寺ですよね。昔1度来たことがあります。

道の駅「夢さんさん谷汲」でちょっと休憩。まだ早くで車は1台だけでした。

道の駅「星のふる里ふじはし」で休憩。

横山ダムに到着。これはごく普通のダムですね。

湖底に沈んだ徳山村の面影を訪ねて

今回1番長かったトンネル、久瀬トンネルです。時間が有ったら旧道の揖斐峡を行くのも愉しいですね。

藤橋城が見えてきましたが、時間が無く今日はカット!!

■徳山ダム〜馬坂トンネル

←とうとう着きました徳山ダムです。

高さは161m、幅は427m、今日の放水はないようですね。

とにかく大きくて撮影はちょっと困難でした。ダム構想1957年、完成は2007年、本格運用は2008年5月〜です。

←徳山ダムの衛星写真。Google Earthはまだ工事途中でした。
徳山ダムの俯瞰写真は徳山ダム公式HPの壁紙で見られます。

建設で使用した超巨大ダンプのタイヤ。ブリジストン製です。

←徳山村を見下ろす高台に建っている徳山会館。旧徳山村資料館は是非見て行って下さい。

お昼はここでうどん定食を頂きました。

レストランに飾ってあった旧徳山村役場の画。切ないですね。

1番印象的だった写真。懐かしい故郷の姿がここにはあります。→

←徳之山八徳橋をバックに。長さは503m、徳山湖では1番長い橋です。

当日の私。当日は短パンではちょっと寒かったです。

■馬坂トンネル〜道の駅綾部の里もとす

標高555mの馬坂トンネル。ここが今回1番高い所です。ここを越えるとあとは樽見まではずっと下りが続きます。

有名な根尾谷薄墨桜です。樹齢1500年以上、桜の時期は
凄い大混雑です。でも1度は桜の時期に見たいですね。→

根尾谷の地震断層観察館です。ちょっと見てきました。

1891年10月28日起こった濃尾地震、地殻断面です。あまり良く分かりませんでした。トホホ・・・・・・

←有名な根尾谷断層です。水鳥地区は高さ6m、長さ1000mに渡って隆起しました。手前は地震断層観察館。

同じ場所の濃尾地震の際の写真。(パンフより)

■参考資料

■編集後記

あとは根尾川沿いに下って行きます。

PM3時頃道の駅「綾部の里もとす」へ到着。雨がポツポツ来始めていました。

ご存知、徳山村生まれの増山たづ子さんの手になる徳山村写真集の第3冊目の本。

ダム建設の話が持ち上がって戦争からまだ帰ってこないご主人がひょっこり帰ってきて村がダムに沈んでいたら説明がつかないので・・・・と素人でも写せるピッカリコニカで1977年10月から徳山村のあらゆるシーンを撮影し始めて以来7万枚。
気取らない、ごく普通の村の生活や風景など撮影、写真集は3冊発行されていてこれは最新の写真集になっています。

美しい四季折々の風景、懐かしい徳山村の人々、涙なしには見られません。
お元気だった増山たづ子さんですが、'06年3月7日、徳山ダムの完成を見ることなく88歳の生涯を終えられました。ここに謹んでご冥福をお祈り致します。合掌。


■出版社:影書房
■定価:\3500+税

徳山村へ行こうと思ったのは最近やっと徳山ダムが完成したのでまあちょっと見てこよう・・・・位の軽い気持ちからでしたが、いや、大きいダムには驚きましたが、1番残念だったのはやはり徳山村がまだ存在していた時にツーリングしていない・・・・ということでした。比較的近くて別に何も障害なんかはなかったのですが・・・・???やはり普段から気をつけてアンテナを張りめぐらしてないといけないですね。徳山村がダムで沈むというのは確か小学校あたりから知っていました。いつかはいつかは・・・と思って気がついたらダムは完成、村は沈んでしまっていました。この他にも比較的近くてまだ行ってない峠や行きたい場所は結構あります。これを機会に東海北陸自動車道も全線開通したことでもあるのでこの周辺の峠越えを計画している所です。しかし・・・・奥木曾・濁川温泉と共にちょっと悔いの残るツ−リングでした。最後まで見て頂いて有難うございました。

2008.10.3