No85

2015.6.23

1956 TOEI "STAG" Randonneur                                          Fno:68

スタッグは枚方のハマサイクルに30年以上吊るされていたもので、ご主人が亡くなり、Fさんを通じて私の所に来ました。1956年製造のナンバー68番フレームで現存最古のトーエイオーダーフレームかも知れず、トーエイ社にてキャリアとフレーム再生して貰い、プログレスM島さんに組み立てて頂いたものです。タイヤとガード以外はほぼ当時物でクランクは名古屋のS木さんの遺品です。フレーム560ミリトップ550ミリオフセット70ミリ、海野D×D、クロモリ。ハイパーステム軽合360ハンドル、ダイヤCP、東京ブレーキフーデット、革サドル、サンコー2号ハブ、新家タコ穴、ハチサンタイヤ、本所ガード、関東ギア46×34T、報国チェン、サンツァーフラッシュ14×26T、サンコーカム式FD、サンツァー4RD、極東ペダル、ミツバランプダイナモ、小林テール、マテックス15吋スタンド付きポンプ等で構成されております。


■SPECIAL THANKS: Tさん

■テールランプ小林製で昭和30年代の製品で初めて拝見しました。




■リフレクター: ガードに貼るタイプのモノで"toeisya"のロゴが入ったものです。そう、昔のサイクル誌の広告で出ていました。

1956 TOEI "STAG" Randonneur  仕様表

■編集後記

久々にクラシック名車アルバム作りました。前回は・・・・・・???良いネタが有って時間があってやる気も満々だったらすぐ出来るとは思うのですが・・・・最近はファイル製作にちと時間がかかるようになってしまいました。始めた頃みたいに1日でパ~~~~~っとはなんか出来なくて、いろいろ調べものとか、あれはどうだったかな?とか、道草食ってなかなかはかどりません。このクラシック名車ファイルは目標は100台と言う事であと10数台にまでせまりました。はたしてどうなりますか?まあボツボツマイペースで作って行こうと考えています、今回のTOEI "STAG" RandonneurはオーナーのTさんに全面的にご協力頂きました、この場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。



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 フレーム tube: unno D2×D2 
 サイズ  size:560mm top:550mm
 Wレバー  Suntour
 Fメカ  Sanko
 Rメカ  Suntour 4
 チェーンホイール  kanto-giya 46×34
 チェーン  Houkoku
 ペダル  Mikashima Rat trap
 ガード  HONJO  26×1・ 3/8
 タイヤ  Panaracer  26×1・ 3/8
 リム  ARAYA  26×1・ 3/8
 スポーク  Stainless
 ハブ  Sanko Typr2
 フリー  Suntoue flash 14T~26T 5speed
 サドル  Unknown
 ピラー  TOEI original
 ブレーキアーチ  Tokyo brake
 ブレーキレバー  Tokyo brake
 ハンドルバー  Unknown wide:360mm
 バーテープ  Cotton
 ステム  NITTO Hyper
 ダイナモ  Mitsuba
 ヘッドランプ  Mitsuba
 テールランプ  Kobayashi
 リフレクター  TOEI Original
 ポンプ  Matex 15' with stand

■タイヤ: タイヤは現代のモノでPanaracer 26×1・3/8ですリムはアラヤタコ穴。

■Rメカ:

Rメカは良く・・・・・当時のモノがありましたよね。なんとサンツアー4というタケノコチェンジ。当時の日本はまだタケノコの時代でパンタ式チェンジはもう少し後になります。

■チェーンホイール:

チェーンホイールは鉄コッタードの関東ギヤ46×34。ペダルは極東ラットトラップ。当時はまだ鉄の時代でクランクはコッタードでした。小生の最初のマシンはチェーンホイール、リム、ハンドルなんかは鉄でいや、重かったです。

FDはサンコーカム式。

■サドル:

サドルですが、銘柄不詳でした。本格的なツーリング用革サドルで藤田サドルあたりではないかと思われます。

■ハンドルバー:銘柄不明360mmマースバー、ステムは日東ハイパー70mm、レバーは東京ブレーキMAFAC型です。

■ヘッドランプ:ミツバ製で大型でキャリアからプロテクターが出ています。

■ダイナモ:

ダイナモは当時のミツバでタイヤドライブです。良く見つけましたよね。拝見したところ新品のようでした。

■ハブ: 三光2号セミラージハブ。今はラージとスモールしかないですが、当時はセミラージというハブも有りました

■ブレーキアーチ:

ブレーキアーチは当時の東京ブレーキ。当時はカンティーブレーキは台座をフレームに溶接しなければならず高級品でした。小生の最初のマシンはサイドプルでカンティーブレーキに憧れたものでした。このマシンではCPでシルエットはなんとなくMAFACに似ています。

■シートチューブ後方付近。

このフレームはシートクロスでその昔はCAMPING車に良く採用されていたスタイルです。この方式はロー付けでしっかり付くので後ろ3角の剛性が高くなります。シ-トチュ-ブ後ろにもTOEIマークが入っているのはおしゃれですよね。ブレーキワイヤーがシートチューブを貫通している点に注意。この辺はTOEI社の技術が光っています。

■シートチューブロゴマーク忠実に当時のロゴマークが再現されています。

■美しいヘッド付近。

チューブは当時の海野D2×D2。大変軽いクロモリWバテッド管で小生の最初のTOEIオーダーマシンはこのチューブでした。マシンはラグレスで当時からTOEIラグレス仕上げは美しかったですね。

■ダウンチューブ 昔のTOEIロゴには五大陸のマークがあったのですね。

■ロゴマークのレストア

この春のシクロジャンブルへ久々に行って来たのですが・・・・・何と!!本当にラッキーな事にたぶん日本最古と思われるTOEIマシンと出会いました。製造は・・・・・TOEI社発足翌年の'56年です。従って・・・・・フレームNoもまだ2桁で68番、で驚いた事に、当時の完成した状態で完璧にレストアされていました。部品はもちろん当時のモノでハイ、ほぼ60年前の当時の最先端のサイクリング車がどういうものかを知る貴重な資料になるのでは?と思います。フレームNoが2桁のTOEIマシンは・・・・日本にあまり残ってないと思われます。小生もあと2~3台程度見た事が有るだけですね。いや、行って本当に良かったです。

左はレストア前TOM2012高山での写真。右はレストア後です。ヘッドバッジもきれいにレストアされているのが分かります。