My TOEI order story

この趣味を始めてからかれこれ36年あまりになりますが、今振り返って見ても良い時代に出来て大変良かったと思っています。昭和44年(1969)から始めたのですが、東京オリンピックの年(1964)から海外から憧れのフランス部品、イタリア部品などが手に入るようになりました。就職してからは少なくとも月に1回はフランス部品を買っていましたね。最初の給料で買ったのは・・・・憧れのhuret allvitでした。今でも大事に取ってあります。

最初にTOEIの車を見たのは・・・・忘れもしない、昭和45年(1970)の夏、伊豆ツーリングの途中の静岡
市内でした。キャンピングで、ライムグリーンのフレーム、憧れの650Bのタイヤ、MAFACカンティー,イデアル軽合ベースのサドルの素晴らしい車で、今自分が乗っているミヤタ・サンライズ10スピード車がひどくみすぼらしく見えたのを覚えています。この車だ・・・・とその時思いました。それ以来、憧れの車は私にとっては「TOEI」になりました。今日現在までに9台オーダーしていますが、幸い全部の車の写真が手元にありますのでUPしてみます。ゆっくりご覧になってみて下さい。決して自慢でもなんでもなく、失敗作もこの中にはあります。
いわゆる月謝・・・・・は私は比較的多い方ではないかと思っています。出来れば1回のオーダーで理想の車を手に入れられたら良いのですが、現実は・・・・難しいかなと思います。

町屋時代

記念すべきTOEIオーダー1号車650Bランドナー (1973)

フレーム:海野D2×D2、ラグレス、TOEI5mmエンド、サイス595mm  オーダー:浜松・御薗井商会

会社に就職してからはコツコツと部品を一点ずつ集めていって、'72年の秋にオーダ−、翌年の春に出来上がりました。その時は嬉しくて嬉しくて、伊豆や能登半島などにも行きました。
サイズが大きいのにラグレスでオーダー、後のオーダーでは全部ラグ付きにしてあります。
典型的なフランスタイプでFキャリアはなぜか特大を注文、リムは当時はごく普通のMAVICカマボコ型650Bです。タイヤはウォルバーの赤。

最初のスポルティーフ 27×1・1/4 (1975)

フレーム:石渡019、ナベックスラグ、サイズ600mm、オーダー:浜松御薗井商会

ランドナーは作ったので、次はスポルティーフをと思ってこれまた1年以上かかって部品を集め、同じく浜松ミソノイさんからオーダー。この車からやっと憧れのストロングライト49Dのクランクを使用。
以後このクランクが標準になりました。しかしながらいかんせん、世の中の動きが読めず、27×1・1/4サイズのタイヤでオーダー、良い車でかなり走りましたが、'80年に700Cで作り直ししました。

浦和時代

憧れの650Bキャンピング (1977)

フレーム:レイノルズ531、ナベックスラグ、サイズ:605mm  オーダー:名古屋カトーサイクル

いつぞや初めて見たTOEIキャンピング車をイメージして作った車。この車も長く使っていました。一番のロングツーリングは'78年夏信州を9泊10日で走った事でしょうか?木曽路〜白骨温泉〜上高地〜美ケ原〜ビーナスライン〜麦草峠〜清里など、印象深いツーリングでした。今は大阪・UGの兄♭♭♭氏の元へお嫁に行っています。写真は完成した直後の状態です。チェンジはユーレージュビリーですが、「似合わない」と言われ、後からサンプレ・スーパーLJに交換しました。 トホホ・・・・・

ツーリング用ロードレーサー(1978)

フレーム:石渡019、イタリアンカットラグ、シマノエンド サイズ:600mm  オーダー:浜松御薗井商会

この時は本格的なオールカンパの車はEVEREST RECORDが有ったので、輪行も出来て、ツーリング用
の気楽に乗れる車が有ったらなあ・・・・と思って作りました。チューブは石渡019ですが、しなりが適当に有って、非常に乗りやすい車でした。後に有名なNAGASAWAをオーダーする事になりますが、チューブは丹下No2でしたがフレームの硬さには驚きました。この車で伊豆や富士五湖を走りましたね。ガンガン走る事を前提にしていたので、パーツアッセンブルは国産のシマノにしました。


■ 以下の車は工房へ直オーダーの車です。

■ 代理店からオーダーの車です

今のラインナップでは一番凝った車 2台目スポルティーフ(1980)

フレーム:レイノルズ531スペシャルライトウェイト、TOEI Bタイプラグ、サイズ605mm

勤めていた会社を退職することになり、その退職金の一部で作った車。(笑)この頃からNCラリーに参加していたので、ちょっと凝った車が欲しくなって希少部品も採用しています。チューブは少し薄く、もう少し重めの方が良かったかも?この車で輪行もたまにやります。今では琵琶湖快走ラン専用車?
ちょっと勿体無いので、もう少し乗ろうと思っております。この車の一番の華はセンチュリーランで5時間を切って走った事かな?私の一番元気な時にオーダーしました。

ラグ付650Bランドナー(1984)

フレーム:レイノルズ531 TOEI Bタイプラグ、オリジナルエンド サイズ:605mm

最初のランドナー製作から11年、そろそろ新しい650Bランド−が欲しくなって作りました。
独身最後のオーダー。まあ、結婚でもしたらもう自由にはオーダー出来ないかも?と言う考えも・・・有ったかも知れません。(笑)でも時代の流れをまたまた読めず、もうどんな田舎道でも舗装されていて650Bは持て余し気味、すぐこの後3年後に700Cで作ってしまいました。ア〜ア、勿体無い・・・・この車も大阪・UGの兄♭♭♭氏の元へお嫁に行っています。

No1

No2

No3

No4

No5

No6

No7

クラシックで現代風感覚 700C快走ランドナー(1987)

フレーム:レイノルズ531、TOEI Bタイプラグ、オリジナルエンド、サイズ:605mm

結婚して初めて作った車。嫁さんはBSユーラシア700Cスポルティーフで私は650Bランドナーだったので、これからは700Cの時代だ・・・・と思ってオーダー。チェンジは静岡K氏から譲って頂いた秘蔵品・ユーレールックスで、この車の為にずっと暖めていました。ところが・・・Fチェンジはアルビーしか持ってなく、仕方なしにCP処理(メッキ)をして頂きました。今ではもう18年選手ですが、一番出番は多いです。

峠越え専用車 700Cパスハンター(1998)

フレーム:丹下No2、TOEI Bタイプラグ、シマノエンド サイズ:605mm

前の700Cランドナーから11年後にオーダー、間隔がちょっと開いていますが、何を隠そう、山歩きに凝っていました。年間40日以上も山歩きにいそしみ、サイクリングはちょっとご無沙汰の時期です。
で旧街道や担ぎの峠越えにランドナーでは限界を感じていましたので、この車を作りました。厳密な担ぎ用の車ではないです。主な用途は旧街道の東海道や中山道をぶらっと走る為に作りました。
輪行に便利なようにあえてガードはつけてありません。でずぶ濡れに何回かなりました。(笑)
ですので・・・・サドルは全天候型のロールスに変えてあります。伝統的な車が多いTOEIとしては珍しい車と言えると思います。

川口時代

No8

No9

クラシックで現代風感覚の700C 4サイドキャンピング車(2004)

フレーム:カイセイ024、Fフォーク531、TOEI Bタイプラグ、オリジナルエンド、サイズ605mm

昔一番に憧れた車がこの4サイドキャンピング車。で1番新しい車で初の4サイドキャンピング車。TOEI社の星野氏から「今ではあまりこういう車のオーダーはないよ」と言われました。そう、今はMTBにサイドキャリア、バッグをつけて走る時代ですね。昔は大手マスプロメーカーでもこういう車を出していました。夢があって、やはりゆくゆくはヨーロッパを走りたい・・・・と思っています。キャンプは山歩き時代に経験もそれから装備も揃えてあるので、遊ばせているのは勿体無い・・・・と思ってこの車を作りました。今では非常に珍しい車と言えると思います。


編集後記

いかがでしたでしょうか?
今からこういうアッセンブルでオーダーしようと思ったら、かなりの出費を覚悟しないといけませんが、私は幸い十代の頃からコツコツ集めていたので部品は多少は持っていました。(必要最小限です)
今から思うと随分馬鹿げた事や、無駄な事が多いですが、まあ、楽しく出来たのでそれも良いかなあ?と思っております。車は2〜3台あればもう十分なんですが、なんかだんだん増えて行く傾向にありますね。それでも私はまあまあ走る事も大変好きなので、それぞれの車をまんべんなく乗ろう・・・・と思っています。

ところで整備ですが、これはオーダーしよう・・・と言う方は是非専用工具一式揃えて整備はご自分でやられる事をお勧めします。人任せでは思うような整備は出来ません。自転車はそんなに難しいものでは有りません。が、今ではシールドの部品(分解出来ない)も出ていますので私は自分で整備の出来る部品を採用しています。

現在までに9台TOEIをオーダーしていますが、今の所有は4台です。人に譲ったり、フレームだけになったり、事故でオシャカになった車もあります。一番の原因は・・・・・まあ、保管スペースが無いって事ですね。自転車は手入れさえ良ければ50年でも持つので、今の車を大事に乗って行こう・・・・と思っております。

私は・・・・大袈裟で無しにTOEIのあるこの国に生まれて良かった・・・・と思っています。
また若い時にTOEIに出会って良かったとも思っています。
最後まで見て頂き、有難うございました。

2005.7.9