松阪牛「和田金」体験記

小生の家と言うのはどっちらかというと裕福な方ではなくて・・・・・多分その逆だと思っています。長い事親父の会社の住宅にいてマイホームなるモノ持ったのは相当大きくなってからでした。電化製品もあまりなくて・・・・物心ついたあたりでは電話は近所の家から取次ぎ、TVは東京オリンピックの頃、洗濯機や掃除機なんかは大分後だったと記憶しています。・・・・そんな訳で・・・・「贅沢は敵だ」というのが我家の暗黙の了解で兄弟がいるのですが、下の弟の持物他全部は・・・・兄(小生)のお下がりで、本やら服やら何やら多分ボロボロになるまで使い倒していたと思います。就職して自分で給料をもらうようになって多少はマシになりましたが・・・・???それでも子供の頃からのなんというか、悲しい性で物を買う時や食事を外でする場合や何か出費の場合は・・・1円でも安く・・・というのがもう体しに染み付いています。外食もそんなにする方ではないのですが・・・・どういう風の吹き廻しか、あの、三重県人はもとより多分関東関西でも有名ではないかと思うのですが・・・・ご存知明治時代から続くと言う松阪牛老舗中の老舗「和田金」さんに1回食事に行こうと言う話が持ち上がりまして・・・・「えっ!!!それ本当???」何回も店の前は通りましたが・・・・店はまるでホテルで5階建ての大きなビル、観光バスで大阪や京都あたりからも大人数で来て、仲居さんたちが何十人かズラッと並んで「いらっしゃいませ〜〜〜〜」と凄い風景を見たことあります。駐車場は広いし、門構え、店構えは相当・・・高級です。入店するのにちょっとビビッてしまいそうな感じです。小さい頃から「質素倹約を旨とする」を信条に生きてきた小生と家族がこの松阪牛の老舗としては多分日本一のお店に行って来たのでありました。その体験記です。

■和田金さん訪問:2013.12.16
■Official HP: http://e-wadakin.co.jp/menu/

和田金さんの案内パンフ。ちなみに仲居さんの和服の色はこの若草色です。右は伊勢河崎のランの時の和田金さん。この時はまさか行く事になろうとは思ってもいませんでした。
行った日は16日(月)で仕事だったのですが・・・・・車で行ってなんとか時間前には着けました。食事に行くのにこんなにちょっとキンチョーしたのは初めてですね。(笑)なにしろ普段から到底行きつけない超高級店です。店はというと・・・・・大きくてお店というよりは豪華なホテルのような立派な5階建てビルディングで玄関も凄く広いです。玄関を入るとマネージャーが出迎えてくれて「本日は良くいらっしゃいました。ご来店誠に有難うございます。」と丁寧な挨拶。靴を脱いで上がると・・・・ささっと靴を下駄箱へ・・・・・いや、恐れ入りました。「部屋はこちらです」と2階に案内されました。驚いた事に和室の個室です。これならば・・・・家族でゆっくり楽しめそうです。客1組に仲居さんが専任で1人付きます。まず炭の火を起すことから始めてオーダーを聞いたり料理を運んだり前の善を取り下げたり、火が起こったら寿き焼の料理を手際よく行なって食べ頃に客によそったり飲み物をついでくれたり・・・・・至れり尽くせり・・・・・・です。

広い玄関。上がると靴をささっと下駄箱にしまってくれました。

高い天井付近の絵画。どなたの作品でしょうか?

仲井さんから案内してもらって2階の和室へ。部屋のタイプはいろいろあります。小生の部屋は和室でしたがテーブルにイスの部屋もあります。ウ〜〜〜〜ン、高級旅館の感じですよね。

まず炭の火を起すところから始めます。テーブルは円卓ですね。鳩首会談の結果・・・・・・オーダーは寿き焼コース料理と決定!!で「松」 「竹」 「梅」とあるのですが・・・・・・これもどうしようかと悩んだのですが・・・・・中間の「竹」コースにしました。肉は・・・・もちろ松坂牛最高級肩ロースのみ使用します。コース料理は付くのは同じものですが、ロースの質がやはり違うそうです。今回は「竹」でしたが、次回は「松」をオーダーしたいですね。キンチョーしたのか肉の写真を撮り忘れてパンフの写真です。(汗)

最初に出てきたのは・・・・・・お茶、おしぼりと小鉢です。純和風で上品ですよね。ウ〜〜〜〜〜ン・・・・・・飲み物はアルコールは飲めないのでウーロン茶です。メニューには日本酒やビール、焼酎他なんでもありました。

次に出てきたのは突き出し三種盛り、牛肉の塩蒸し、肉だんごに牛肉の志ぐれ煮、です。量もメインが控えていますので多くないです。いずれも一口サイズです。

調理は仲居さんが全部やってくれます。客は見ていてよそってくれたら頂くだけ・・・・・です。

すき焼き鍋が温まったらラードを入れて特上松阪牛ロースが入りました。どうでしょう、肉は大きいので1回に1枚がやっという感じです。で醤油と砂糖を入れて・・・・・煮ると言うか焼くというか微妙な加減で調理して行きます。

で・・・一番美味しい所で客によそいます。よそう順番も上座の人からでウチの場合は嫁さんがたまたま座っていたので嫁さんからで小生は2番目でした。まあこの辺はあまり気にしない方です。


この頃にご飯と赤味噌の味噌汁が出ます。ご飯と共に頂く事に・・・・・・



いや、美味しそう!!

で後から気が着いたのですが・・・・・卵が大きい!!
何も書いてなかったですが、どこぞの特選卵でも使っているのか知らん???それでは本場松阪牛特選ロース肉寿き焼きの肉を・・・・・・・

頂きま〜〜〜す。
パクッ。

口の中で肉が・・・・とろけそう・・・・・・・
ジューシーで・・・・・いやはや・・・・・至福の時間・・・・・

肉だけではないです。焼き豆腐とかたまねぎ、椎茸他上手に仲居さんが焼いてくれます。

これがまた美味しい!!

で量は食べきれないほど沢山あるかと言うとそうでもないです。小生には丁度良い量でお腹一杯になりました。食べ盛りの若い方はご飯のお代わりは自由なのでご飯を頂いて下さい。

野菜類は結構ありました。
肉は1人2枚です。肉→野菜→肉→野菜のような順番で調理して行きます。で仲居さんが適当に客によそってくれます。

炭は結構火が強くて最後まで元気でした。

最後にデザートが出て来ます。

仲居さんはデザートを運んで膳を全部片付けると、客に
「これでよろしいでしょうか?本日はご来店有難うございました。」と丁寧に挨拶して退席します。

チップでもあげなければ!!と思いましたが、サービス料がちゃんと加算されていますのでその心配はご無用です。

外国だったらこのような場合はチップは必要ですよね。
で運ばれてきたメロンはみずみずしくてとても美味しい!!
ちゃんと食べ頃で良く冷えたメロンでした。

至福の時間が終って・・・・・・・そろそろ帰り支度です。下まで降りていって会計を済ませます。サービス料込み3人で行って50Kは払ったと思います。今まで生涯で最高の食事代金でした。それでも・・・・・最高の料理、最高のサービス、最高の環境、ウ〜〜〜〜〜ン、まあ今まで生きて来て節約やら倹約など質素に暮らしてきたので・・・・・・ホント、たまにはこのような豪華な食事も良いのでは?と思っています。人生メリハリが大事で使うところでは使って節約するところでは節約する・・・・・というのがまあ正解かな?と考えています。経験は何にも勝ります。今回は良い経験をしたと考えています。玄関の脇に豪華なランの花が飾ってありました。

■編集後記

郷土三重と言うと・・・・まず伊勢神宮、で鈴鹿サーキットで次ははて?と考えるに・・・・・あまりなく・・・・・
松阪ではあの今をときめく流行歌手の西野カナ、昔からの松阪商人や松阪木綿、であの有名な小津安二郎監督の学生時代を過ごした街として有名ですが、もう1つ、やはり「松阪牛」で全国にその名を知られています。その中でも老舗中の老舗といえば・・・・やはり「和田金」さんでしょう。小さい頃から名前だけ知っていていつかは・・・と思って何回も前を通り過ぎましたが、今回やっと客になることが出来ました。日本が世界に誇る日本料理「和食」ですが、松阪牛は多分、その和食の最高峰に位置しているのではないか、と考えています。いつかはいつかはと思いながら・・・・・月日は経ってこの年でやっと行く事が出来て我家の今年の十大ニュースでは多分TOPになるのでは?と思っています。(笑)娘も大変喜んで「こんな美味しい料理は食べた事ない!!」と大はしゃぎ。2回目はあるのか?とちと不安ですが・・・・・なるべく行くようにして次は「松」コースで行ってみたいと考えている所です。皆さんにおかれましては和田金さんは原則として予約制です。なるべくなら予約して行った方が賢明です。最高の食事の時間はきっと良い想い出になると思います。

2013.12.20