フレーム Tube:Reynolds531
Lug:TOEI original type B
size:560mm top:545mm
タイヤ Hutchinson 650×35B
スポーク ROBELGEL Trois Etoiles
ハブ MAXI-CAR
ヘッド小物 Stronglight P3 ウィングナット Huret Luxe
ハンガー小物 Stronglight ハンドルバー Grand bois type AVA Randonneur
Wレバー Huret Allvit バーテープ VELOX
Fメカ Huret Allvit ステム PIVO 80mm
Rメカ Huret Allvit ブレーキアーチ MAFAC Driver
クランク Stronglight49D 165mm ブレーキレバー M.A.F.A.C.
チェーンリング CT' type Simplex 48×44×28 サドル IDEAL ♯90
チェーン SEDIS Delta Course ピラー Self made DuraluminA♯7075
ペダル Lyotard ♯23 ダイナモ JOS V8L
クリップ AFA Steel ヘッドランプ JOS 513CV
ストラップ Christophe テールランプ JOS FCC
フリー ATOM66 15×17×19×21×24 ポンプ AD-HOC type INTEGRALE
マッドガード Lefol 650B ボトル It does not equip

2006 TOEI 650B RANDONNEUR

編集後記

今回のぱぱぽんさんのゴールデンエイジの'60年代フランスタイプTOEIランドナーですが、大変愉しく編集出来ました。(笑)
まあ、何と行っても皆さん憧れそのままのタイプではないでしょうか?ウ〜〜〜〜ン、実は私もですね、'84年に今の700Cランドナーの前にほぼ同じタイプ、同じ色でTOEIへオーダーしたことがあります。サイズは今と同じ605mmですのでスタイルは言うまでもありません。(笑)3年後に700Cで作ってこの車は今でも乗っています。
ぱぱぽんさんは・・・・・なんというか、拘りが凄いですね。フレーム完成から3年もかけて完成させるという、しかもFメカのアームやボルト製作、各部品の再メッキなど手間を惜しまずしかもワイヤー内蔵仕様なんですが、全部自分で組み立てたという・・・・・・当日の車のコンディションは当然ピカピカで何となしに目が行って気がついたら一目惚れ、(笑)フ〜〜〜〜ン、と感心することしきりでした。今回取材はぱぱぽんさんの全面協力にて行う事が出来ました、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。最後まで見て頂いて有難うございました。

SPECIAL THANKS: ぱぱぽんさん

ぱぱぽんさんのゴールデンエイジ'60年代フランスタイプのTOEI 650Bランドナー。フレームカラーはビーズオレンジ。

今回ご紹介するこのTOEI 650Bランドナーですが、今年のTOM2007で拝見してその端正なフォルム、'60年代あたりの古きよき時代のフランス部品、組み付けの確かさ、何よりも全体のバランス(パーツ同士も含みます)やフレーム色(ビーズオレンジ)も素晴らしくついつい見とれてしまって取材を申し込んでしまいました。(笑)いかにも・・・・・TOEIらしい、今では手に入らない、貴重な部品の数々で組み立てられていてしかもバランスが取れて纏まっています。聞くところによると・・・・・4年ほど前にフレームだけオーダー、すぐに組み立てに入るかと思いきや、そうではなく、たとえばFメカ(Huret Allvit)のアームやビスをデュラルミンA♯7075で自作したり、Rメカ(Huret Allvit)を再メッキしてピカピカにしたり・・・と大変に「光る」事に拘っているようにお見受けしました。(笑)以下オーナーのコメントです。

■最初のアイデア
サイクリングをしていたコースの中で偶々紛れ込んだ林道がダートでした。当時は細めのタイヤと最小ギヤが38x21で登れず悔しい思いをしました。(笑)ワイドレシオで太目のタイヤのツーリング車がそろそろ必要?と思いまして・・・長年の間構想を練ってありましたので、頭の中にはほぼ完成された構図はできていました。60年代のフランス アールヌーヴォーの香り漂う オ・ト・ナのランドナー。輪行をしない日帰りから1泊程度のツーリング用で、今はとても少なくなりましたがダートを含む林道なども走れるようにと製作致しました。

■製作に当たっての苦労話
光の統一を狙いましたねぇ・・・ピカピカ大好きなので何でも磨いちゃうんです。(笑)メッキを掛けられる物は下地から研磨して再メッキを施しアルミで作れる部品は自分でジュラルミンから削り出しバフ研磨しました。細かい所では小さなネジからガードステーの切り口までもバフ研磨してあります・・・特にFメカのアルビーは長野県のY氏の協力の元でバンドと羽根以外の細かい板状パーツやネジに至るまで全てジュラルミンA7075で削り出して頂きました。さすがマシニングセンターを扱う技術者で、見事な出来栄えですね!フレームの上がりが2003年ですが、こんな事ばかりしていたので乗れるようになるまで約3年かかりました(笑)組み立ては全部自分でやりました。

出来上がってから試走の際の感想
狙い通りのソフトな走り心地とゆっくり走っても不安のない直進安定性が得られています。フレームカラーも見事なビーズオレンジにバッチリ決まってピカピカパーツと相性が良いのではと、大変満足しております。

チェ−ンホイール。

クランクは1番美しいStronglight49D (165mm)
よく見ると細く削ってなおかつ大きく面取りしてあってスマートに見えるようにしてあります。

リングはオリジナルは使わずにCT'さんのSimplexパターン。48×44×28。

FメカはHuret Allvit。この写真では良く分かりませんが、アームやビスをデュラルミンA♯7075から削り出してあります。驚き!!
間近で拝見しましたが、「ここまでやるの?」と言う感じでしたね。

リヤメカ。

リヤメカはお馴染、Hiret Allvitの'65年のスプリング引っ掛けが3ケあるタイプ。これはなかなか入手困難なチェンジですね。プーリーも鉄ベアリング式でよく見ると全体的に再メッキしてあってピカピカになっております。

フリーはATOM66 15×17×19×21×24 5speed。
チェーンは SEDIS Delta Course。

サドル。

サドルはこのタイプの車にはこれしかない?
IDEAL♯90軽合ベースサドルですが、内曲げの旧型、よく見るとベースは当然ピカピカに磨いてありますが、ベースとクロワッサンを止めるナットが袋ナットに交換されていました。ヤグラはIDEALオリジナル。

ピラーはデュラルミンA♯7075から削り出したものだそうです。

今では1本ピラーは見かけないですね。

ハブ。

ハブは定番、マキシカーのものですが、ここは当然旧型でクイックではなくウィングナット(Huret luxe)で止めてあります。

スポークはロベルジェ エトワール 288mm。
ちと長いようですが、ニップルからネジ山部分が見えないように、リム内側の出た部分を削っているのだそうです。


組み方はイタリアンですね。

リム&タイヤ。

リムは定番、Super Champion650B 赤ラベル。
Super Championのリムは赤や青、金などラベルもいろいろあって鳩目有り無しもあります。

タイヤはこれも定番、Hutchinson 650×35B。

美しいヘッド付近。

フレームチューブはReynolds531、ラグはオリジナルBカット。
サイズは560mmでこのあたりが一番自転車としてカッコ良く纏まりますね。

ヘッド小物はStronglightP3。
チェンジレバーはHuret Allvit。ウィングボルトの羽が大きい旧型ですね。

ステムはPIVO80mm 後ろの穴はふさいであります。
バーはGrand bois AVA Randonnneur type。

このあたりの写真はフランスタイプ・Golden Ageのエッセンスがギュッと詰まっている気がします。美しいですね。

ハンドルバー部分。

ステムはPIVO80mm
ハンドルバーはGrand bois AVA Randonneur type。

バーテープはVELOX。一目見て驚いたのがシェラックニスの尋常でない塗り方。(笑)オーナー曰く「みたらし団子」バージョンなのだそうな。色がフレーム色とマッチしています。

ブレーキレバーは'60年代のM.A.F.A.C。(ドットマファック)

ヘッドランプ。

ヘッドランプはもうお馴染のJOS♯513CV。
これもヒサシの有る無しなど種類があります。

中空のランプ台座はどうやら自作?のようです。TOEIオリジナルは完成車オーダーのみになります。

マッドガードは・・・・フランス"Lefol"の8角のもの。
昔は後ろ2本セットで良く売っていましたよね。私も何Pか
買った覚えがあります。今では大変な貴重品。

ブレーキ。

ブレーキアーチは昔懐かしいMAFAC Driver。
ちょっと華奢なブレーキで強く引くとアームが曲がってしまいます。ご用心。曲がった車を何台も見ています。

姉妹品Criteriumはそんな事はなく、丈夫なブレーキアーチでしたね。

シートステーブリッジの所に補強板がついています。

ペダル。

ペダルはLyotard ♯23。いわゆるプラットフォームです。昔の文献を読むとピスト用だった・・・との記述がありますね。

クリップはAFA。
ストラップはChristophe。


テールランプ&リフレクター。

オーナーはシートチューブ直付けのテールランプではなく、マッドガードにつけるタイプのJOS FCCを選択。

このJOS FCCは650Bタイヤのツーリング車には良く似合うと思います。例によってピカピカに磨かれています。


ダイナモ。

ダイナモはちょっと大き目のJOS V8L。
例によってブラケットは再メッキしてあります。

ゴムはMARGILですね。ピタリとリムドライブになっているのがいかにもTOEIらしいところ。

ハンガー付近を左側から。

ちょっと分かりづらいですが、FメカのアームはデュラルミンA♯7075になっています。

Fチェンジワイヤーの出口の処理がちょっと変わっていて細いパイプが出ています。TOEIの通常の処理とは違っています。このあたりもオリジナルが出ていますね。

2006 TOEI 650B RANDONNEUR 仕様表

No28

2007.10.4