2006  Alex SiNGER  SPORTIF

この車で通算5台目(クラシック名車)になる、もう常連の地黒団子奈さんの比較的新しいAlex SiNGERです。なんと驚いた事に実際にフランスはパリまで行き、エルネスト氏におまかせして作って頂いたという車です。まあ、普通はあれこれ指定してオーダーしますが、初心者の方や、反対に相当慣れたベテランの方なんかはこの方法も良い車が出来るのではないでしょうか?きっかけはまあ、ある日仲間内でツーリングに行った所、メンバーのほとんどがAlex SiNGERで国内ビルダーの車は2台だけ・・・・・とのことで、話しを聞く内にだんだん洗脳され(笑)、ハッと気がついたら手にはNIVEXのチェンジが握られていたという・・・・でどうせならばとパリの工房まで行っておまかせして作った車だそうです。何も指定しなくてエルネストの感性で作ったらどういう車になるのか・・・・?ただ前フォークの曲がりにはこだわりがあって、T社にで531前フォークを曲げて頂いたものを持って行ったそうです。それではオーナーのコメントです。

■オーダーしたきっかけ
サンジェもその仲間確か7〜8人でサンジェばかりで国産は2人だけ一泊ツーリングに行きました。
行く前はサンジェは・・・?でしたが休憩度にサンジェの話で洗脳され帰りにはニベックスも確保状態でした(^^:)

■ほぼ全部おまかせで作った理由
ある程度台数持ってると片寄りますね〜ですからサンジェはサイズからお任せしたく現地で跨って各サイズ決めてもらいました。
できれば部品も全てお任せしたかったです。(土屋さんは空白はダメって事でした)オーダーシートには身長その他自分のサイズを書いて・・・・・車種はスポルティーフって一言だけ・・サンジェらしいサンジェが欲しかったです。ですから日本に来てからは・・・私の為の1台って思って変えたい部品も弄りません事を心に決めています。

■完成して試乗の完走
走って・・・もよ〜く走る曲がる止まるはすばらしいですね。フロントセンターの取り方がすばらしくバランスの良い車です。驚きました。

SPECIAL THANKS: 地黒団子奈さん

チェ−ンホイール。

クランクはお馴染みStronglight49D、リングはTA
48X42X30。

ペダルはLyotard♯23。
FメカはAlex SiNGER Original。

特徴的なのがポンプの取り付け方。
普通の取り付け方ではなく、上の方をTOPチューブに寄せてあります。

チェンジ。

もうAlex SiNGERでは定番のNIVEX。プルプル式の2本ワイヤーで操作されます。横パンタ式?独創的なチェンジで1度は使ってみたいチェンジですね。

ハブはMAXI-CAR、ウィングナットはBELL。
私の最初の車もウィングナットでHuretを使用していました。

フリーはSHIMANO UG 14×16×18×21×24 の5速。
チェーンはSURAM。 (旧SEDIS?)

ブレーキアーチ付近。

ブレーキアーチはMAFAC RACER。
シューは1番上にアジャストしてあります。

チドリはAlex SiNGER Original。
オリジナルボトルにサインが見えますが、オーダーした
ついでにいろいろサインしてもらったそうです。
羨ましい〜〜〜〜〜!!

サドル。

サドルはBROOKS PROFESSIONAL。
昔から定評があり、良いサドルですね。IDEALサドルは今非常に入手困難になっています。

ピラーはAlex SiNGER Original。
例のウスで固定する方式のものです。これですとシートピンが省略出来てスッキリします。

ポンプは・・・・・TOPチューブの上端で固定するようにしてあります。

ペダル。

ぺダルはLyotard♯23。多くの方々にツーリング用ペダルとして使われています。

クリップはCHRISTOPHE。
ストラップはCHRISTOPHEの BLUE COLOR。

ハンドル付近。

ハンドルバーはPHILIPPE PROFESSIONAL。
ステムはAlex SiNGER Original。エクステンションは80mm。
このあたりは定番の部品ですね。

ブレーキレバーはMAFAC。バーテープはシェラック・ニス仕上げになっています。良い感じですね。

直接フランスの工房まで行き、オーダーしたAlex SiNGER。いや、本当に羨ましいです。フレームカラーはトゥークロメ。

ハブ。

ハブはお馴染み、MAXI-CAR 36Hですね。
通常はクイックなんですが、この車はBELLのウィングナット
を採用しています。

スポークはフランスの物らしいですが・・・・・???
ROBERGEL TROIS ETOILES?
組み方はイタリアン6本組みですね。

美しいヘッド付近。

フレームチューブはReynolds531、ラグはAlex SiNGER Original。

ヘッドはStronglight S5。
Alex SiNGERお得意のヘッドチューブとラグが一体になっている工作のフレームです。

バーはPHILIPPE PROFESSIONAL、ステムはAlex SiNGER Original 80mm。

FバッグのクイックサポーターはAlex SiNGER独特のものです。Fキャリアは前後に短い6mmパイプ製。

Wレバーは NIVEX。レバーが行き過ぎないようにストッパー
がついているあたりはいかにも古典的。


同じく前からのフォト。

いかにもフランスらしいエスプリが・・・・・・(笑)
ガードに入ったラインが美しいですね。

ソローニュ(Gilled Berthoud製)の小さなFバッグはこのキャリアに合わせてあります。

ハンドルバーはPHILIPPE PROFESSIONALというのがここからも分かりますね。

FメカのUP。

FメカはAlex SiNGER Original。
なんとロゴ入りです。プレートにロゴ入りは多分初めて拝見したと思います。

ヘッドランプ。

ヘッドランプは快走用Sportifに良く似合う、JOS 431C。
小型で小粋なスタイルで人気があります。

ガードはPetitjean 700C用。

ダイナモ。

ダイナモはCIBIE。 JOSはCIBIEに吸収されてしまって以前 Type-pだったダイナモですね。

多少改良されたようで、ターミナル部分なんか少し変化が見られます。シートの起倒レバーで操作します。

テールライト。

この特異な形のテールライトは ?
多分、初めて拝見するものですね。

リム。

リムはSuper Champion 700C。
今やポリッシュの700Cリムは非常に入手困難です。

生産再開を願ってやみません。どこぞのメーカーが作ってくれませんかね?

タイヤ。

タイヤは1目瞭然、MICHELIN Dynamic 700×25C。
Sportifはタイヤサイズに関しては選択は自由です。

一般論として大きい車は大きいサイズ、逆に小さな車では小さいサイズのホイールがきれいに纏まります。

この車は大きいので当然700Cを選択。

フレーム tube:Reynolds531
Alex SiNGER Original Lug
size:605mm top:570mm
リム SUPER CHAMPION 700C
スポーク Stainless ♯15
ハブ MAXI-CAR 36H
ヘッド小物 Stronglight S5 ウィングナット BELL
ハンガー小物 Stronglight ハンドルバー PHILIPPE PROFESSIONAL
Wレバー NIVEX ステム Alex SiNGER Original 80mm
Fメカ Alex SiNGER Original バーテープ Cotton
Rメカ NIVEX ブレーキアーチ MAFAC RACER
クランク Stronglight49D ブレーキレバー MAFAC
チェーンリング TA 48X42X30 サドル BROOKS PROFESSIONAL
チェーン SURAM ピラー Alex SiNGER Original
ペダル Lyotard ♯23 ダイナモ CIBIE P8
クリップ CHRISTOPHE テールランプ UN KNOWN
ストラップ CHRISTOPHE ヘッドランプ JOS431C
フリー SHIMANO UG 14×16×18×21×24 ボトル Alex SiNGER
ガード Petitjean 700C ボトルケージ VITO
タイヤ MICHELIN Dynamic 700×25C ポンプ ZEFAL Competition

2006 Alex SiNGER SPORTIF 仕様表 

編集後記

お馴染み地黒団子奈さんには前のNew Classic TOEI Sportifに続いて登場して頂きました。通算5台目となって、いつも御世話になっております。この車ですが、なんと、私の車のスケルトンとまったく同じです。いや〜〜〜〜!!驚きです。私と同じサイズのAlex SiNGERなんて、めったに見られるものではありません。思わずまじまじと見つめてしまいました。(笑)
それにしても全部おまかせでオーダー・・・・なんてさすがですね。私はどちらかというと・・・・やはりこだわりがあって、過去10台以上オーダーしましたが、全部指定です。パーツアッセンブル、スケルトン、工作などイメージと違っていたら・・・・・と考えるとちょっと・・・・と二の足を踏んでしまいます。この車はおまかせで作ってある、と言う事は取りも直さずエルネストのセンスそのものと言えると思います。フランス最後のアルティザン、エルネストの感性、センスといったものを感じ取って頂ければ幸いです。私的にはいかにもフランスらしい、エスプリに溢れる良い車だと感じております。取材に際し、全面的なご協力を頂いて地黒団子奈さんにはこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。最後まで見て頂いて有難うございました。

No30

2007.11.15