1975  TOEI 650B CAMPING MODEL

No17

さて、今回はもう今では非常に珍しい、めったに見ることも出来ない、伝統的4サイドキャンピング車です。以前、掲示板に投稿頂きまして、早速所有者の地黒団子奈さんにお願いしましたら、快く写真、仕様表など送って頂きました。製作は'75年、そう、TOEI社が荒川区町屋から浦和市へ引越ししてすぐ・・・・の頃オーダーに行かれたそうです。
当時は大手メーカーでも車種ラインナップの先頭にこのタイプの車が有って、見入っていたものでした。私もこの2年後にほぼ同じ車(リアのサイドバッグなし)をオーダーしました。誰でも1度はこのような長距離ツーリング車に憧れるのではないでしょうか?私もこの1台目のキャンピング製作から27年後(2004年)に今度は4サイドキャンピング車を700Cで製作しました。今回、快く取材に協力して頂きました地黒団子奈さんに感謝致します。以下オーナーのコメントです。

フレームサイズは585mmです。
その後に身長が9cm延びました、友達と2台キャンピング同時にオーダーしました。もうちょっと遅く作ればよかったと今思います。
このキャンピングは青春の全てです。感謝状あげたいぐらいでキャンピング〜輪行車〜登山道担ぎパスハンターと色々な使い方しました。フロントガード短いのは岩にぶつけてダルマネジがよく飛びペダル&ヘット小物はガタガタで残ってる部品は数点です。アルビーは6段ですが正確に動いています。今でもお花見ランで道具運搬や焼肉ランで現役です。私の自転車は一生現役の予定です。

SPECIAL THANKS: 地黒団子奈さん

ェーンホイール。

クランクは定番、Stronglight49D、リングはTA、48×42×30。

FメカはHuret allvit。普通は直付けすることが多いのですが、アウター歯数が固定されてしまい、後で歯数変更が出来ないので避けたと思われます。

チェーンはSedis・Sports。

RメカはHuret Allvit。キャンピング車には良くこのチェンジが使われますね。

フリーはSuntour Ultra-6。

ハブはCampagnolo Nuovo TIPO。

ステム部分。

ステムはGB、エクステンションは90mm。

ハンドルバーは日東B132。このハンドルバーは私も
使っていました。一般的なランドナーバーでしたね。

ハンドルバー全体。

ステムは前述のGB90mm、バーは日東B132。

ブレーキレバーはMAFAC。輪行もされるとのことですが、MAFACには割りは入っていないのでTOEIで加工してあると思います。

ヘッド小物はRB661。


ヘッドランプ。

Soubitez ♯566。

一般的には♯565の方が多く流通していたと思います。♯565は下の取り付けが板になっているタイプで、私の1台目のキャンピングはこれでした。

この取付金具は付属のもので、ダニエルの線画ではステーが付いているものが多いですね。


ガードはCagnion650B。

Wレバー付近。

WレバーはAllvitではなく、challenger+cap。

この位置でアウターに来ていますね。なかなか使いやすそう・・・・です。

シートクロス付近。

キャンピングの定番工作として、このシートクロスがありました。大手メーカー製のキャンピングも例外なく取り入れていましたね。この工作により、バックシートの剛性は格段に向上します。

ポンプはZefal。

リヤブレーキ付近。

ブレーキはMAFAC Criterium。
リムはSuper champion650B、タイヤはWolber 650×42B
、ガードはフランス・Cagnion650B。


ダイナモはシビエ・J8 白のもの。

フル装備状態。

前後4サイドバッグ、Fバッグをつけた状態。
今はキャンプ道具は非常にコンパクトになっています。炊事道具+テント、シュラフ、マットなんかは前3ケだけで収まってしまいます。

テントのポールも最近のものは短くなっていてサイドバッグに入ってしまいます。


良く後ろに山のように荷物積んでいる方いますが、バランスが悪いし、走りにくくなります。このようにスッキリ行きたいですね。

サイドバッグを外した状態。

シートクロス、650B、軽合ベースサドル、
アルミボトル、典型的なキャンピングだと思います。

1975 TOEI 650B CAMPING MODEL 仕様表

フレーム tube:Ishiwatari 022
lug less
size:585mm
ハブ Camgnolo Nuovo TIPO LFQR
フリー Sun tour Ultra6
ステム GB 90mm
ヘッド小物 RB661 ハンドルバー Nitto B132
Wレバー Huret charenger バーテープ Fujitoshi
Fメカ Huret Allvit ブレーキレバー MAFAC
Rメカ Huret Allvit ブレーキ MAFAC Criterium
クランク Stronglight 49D サドル IDEAL♯90
チェーンリング TA 48× 42× 30 ピラー FUJITA belt typeU
ペダル Lyotard ♯460 ダイナモ CIBIE J8 White
クリップ GB ヘッドライト Soubitesz ♯566
ストラップ Binda リフレクター Soubitesz
チェーン Sedis Sports ボトル Maruichi alminium botol
タイヤ Wolber 650×42B ボトルケージ Maruichi
リム Super champion 650B ポンプ Zefal
スポーク Hoshi stainless ♯14 マッドガード Cagnion 650B

編集後記

さて、今回は今は絶滅の危機に瀕している、伝統的4サイドキャンピング車です。
もう何回も書いていますが、私の一番最初の憧れの車種でした。私のそう、まだ駆け出しの頃は長距離用、またはキャンピング用はこのタイプの車でした。この車程好き嫌いがハッキリしている車もないと思います。2桁持っている熱心な方でもこのタイプだけは無い・・・・・という方多いですね。まだまだ日本はヨーロッパみたいな長期バカンスがない為、このような車は持っている方はまだまだ少ない・・・と思います。

私も4サイドキャンピング車はまだ所有して2年程にしかなりませんが、使うのは1年で1〜2回のみです。年に1回の長期ツーリング、キャンプ、焼肉サイクリングの時くらいですが、持っていると意外と重宝します。この車を買うとあとまだ自炊道具やキャンプ道具が必要になりますが、私の場合は山歩きをやていたのでキャンプ道具や自炊道具はすでに持っていました。今は幸い、たとえばストーブなんかでも凄くコンパクトになっています。3シーズン用シュラフ、2人用テントは雨具くらいの大きさで、昔に較べて本当にコンパクトになってパッキングしやすくなっていますね。

年間を通してサイクリングしていますが、大多数は日帰り、または1泊がせいぜいで、私は年に1回程度は長期ツーリング(2週間程度)をしようと考えて実行しています。毎日毎日仕事で忙しいですが、たまには仕事の事を忘れてサイドバッグなど装備して気の向くまま風の吹くまままだ見ぬ憧れのかの地をツーリングしてみたい・・・・と思っている方は案外多いのではないでしょうか?4サイドキャンピング車は言ってみればサイクリストの憧れを実現してくれる夢の乗り物、大事な伴侶だ・・・・と考えております。最後まで見て頂きまして有難うございました。

2006.9.7