文学散歩 「潮騒」の神島を訪ねて

当時の新進作家三島由紀夫氏は昭和28年3月、当時の神島の組合長だった寺田さん宅に約一ケ月泊まってあの名作「潮騒」を執筆しました。写真は新潮社発行「潮騒」初版本で本人サイン入りの貴重なものです。(本来は非公開)

話はこの3月の志摩ツーリングに遡ります。6人で志摩を走ったのですが、石鏡から神島が見えていました。何回かこのコースは走っているのですが、神島はまだ一度も行っていません。ご存知の様に小説「潮騒」の舞台としてあまりにも有名な場所です。映画化はなんと5回もされて当時の人気女優や人気俳優が初江と新治を演じています。

■第1作目: 1954  (昭和29年) 青山洋子 久保明
■第2作目: 1964  (昭和39年) 吉永小百合 浜田光夫
■第3作目: 1971  (昭和46年) 小野里みどり 朝比奈逸人
■第4作目: 1975  (昭和50年)  山口百恵 三浦友和
■第5作目: 1985  (昭和60年)  堀ちえみ 鶴見辰吾

小生が見たのは第2回目の吉永小百合と浜田光夫のコンビのものです。純愛小説でその後の三島由紀夫の作品とは一線を画すものとなっています。日本の代表的な優れた作品には間違いなく、その舞台となった神島は準地元と言うこともあり是非行こうと考えていました。

■訪問:2011.7.8
■スケジュール:
佐田浜港(10:45)〜和具〜神島漁港(11:25)〜寺田さん宅〜神島灯台〜監的哨〜神島小中学校〜神島漁港(15:45)〜佐田浜港(16:40)
■外回り定期連絡船料金:1420円  (これで鳥羽⇔神島往復できます)

■鳥羽市営定期船

■鳥羽市営定期連絡船航路図 (佐田浜港〜和具魚港〜神島漁港)

■神島

■参考文献

■小説「潮騒」
■新潮文庫


三島由紀夫の代表作。
神島へ行くのならばぜひ行く前に一読されることをお勧めします。小説では「歌島」となっています。

神島は一周3.9km、歩いても1時間で島を一周出来ます。生活に必要な物以外はまったくなく、たとえばパチンコとか、バーやクラブ、映画館とか、コンサートホールなんてものは一切なく、昔ながらの素朴な生活の営みだけが見られる、余計なものが全然無いある意味純粋な、俗世間から離れた別世界・・・・と言えるかも知れません。

小説はそんな神島を舞台にまだ成人前の青年と美しい娘の純愛物語です。是非一読して神島を訪れて頂きたいと考えています。

■神島の観光案内パンフ

神島漁港に「潮波」(さっぱ)という食堂兼喫茶店があり、そこでこのパンフ入手出来ます。(100円)
裏は神島の観光案内図が分かりやすく載っています。神島の目玉はやはり小説「潮騒」関係のもので占められています。撮影場所には案内看板が建っていて説明文が書かれていて分かりやすいです。

時間的には充分過ぎるくらいに余裕はあります。日帰りでも充分に楽しめると思いますが、民宿もありますので1泊していくのも良いと思います。
自転車で行くことを考えている方も見えるかと思いますが、一周する道は非常に狭く、またUPダウンもあって階段もあります。狭い場所ですので歩きで行くのがお勧めです。ちなみに連絡船に自転車持込は可能です。

神島漁港には食堂もありますが、やはり弁当持参の方が好きな場所で食べられるので良いと思います。

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2011.7.15