伊勢の姫路城を訪ねて

この写真からは本物としか見えません。素晴らしい出来の1/23姫路城精密建築モデル。完成は'07年4月だそうです。

事の発端は・・・・・ずっと以前sakanoさんが掲示板に投稿をして頂いてそれ以来気になっていました。フ〜〜〜〜ン、わが三重にもこういう素晴らしい城郭の建築模型を手がけている方がいるんだ・・・・と驚き、いつかは見に行こうと思い・・・・・時は流れてあれ以来約2年ちょっとの月日が流れてしまって2010年4月まで来てしまいました。まあ、投稿を頂いた時には場所もちょっと分からずそのうち行こうと気軽に考えていました。で、ここまで来てしまったと言う訳です。場所に関してはすぐ分かりました。伊勢の南の円座町というところです。出発はどこから・・・・でどう行くかと言うことで、これは問題なく松阪から伊勢参宮街道を走って伊勢で昼食を食べてそれから円座町へ。その後は田丸城跡など寄って帰ったらまあまあ面白いコースになるかなあ・・・・と考えました。使用マシンはTOEi Sportif、とおおまかな骨格プランは纏まったのでありました。
で実際の姫路城は2010年4月から天守閣は平成の大修理の工事に入って当分見ることは出来ません。本当は本物も見ておきたかったのですが、大修理の竣工後になりますね。この1/23姫路城スケールモデルは素晴らしいので是非一度は実際に見てください。


■走行:2010.4.18
■コース:
松阪〜伊勢参宮街道〜斎宮歴史博物館〜へんば餅〜伊勢市〜円座町〜田丸〜多気〜伊勢参宮街道〜松阪 走行:約55km

■伊勢志摩経済新聞に載りました。

■走行コース図

■松阪〜斎宮歴史博物館〜へんば餅

スタートは松阪駅。

車のPは各所にあります。小生は市役所に止めました。
本日のマシンは30年選手のTOEI Sportif。

人間だったら結婚もして子供も1人くらいはいる年齢です。
いやはや・・・・長い付き合いです。

松阪市は映画監督小津安二郎が青春時代約10年間過ごした街です。
元々は東京の出身ですが、9歳の時に父の田舎の松阪へ転居します。ここで学校をサボって映画館通いが始まって寄宿舎を追い出されるはめになり・・・・・(笑)

小生、映画監督としては木下恵介氏、佐藤純彌氏とともに好きな監督です。海外での評判も高いですよね。原節子とのコンビで名画を多数世に送り出しました。中でも「東京物語」は大好きですね。この時原節子は33歳でしたが、日本人女性でまれに見る美しさで驚きましたね。

この青春館は大正末〜昭和初期の映画館を再現しています。何回か寄りました。短い映画で若き日の小津安二郎の松阪での青春時代を見ることが出来ます。

伊勢参宮街道を行きます。往時の常夜灯がぽつんと残っていました。

所々に旧家が残っていて往時の面影を今に伝えています。

驚いた事にこの辺では田植えをもう始めていました。

斎宮歴史博物館に寄ってみました。→

斎王とは・・・・・

天皇の内親王の中から斎王として選ばれると3年間、潔斎生活の後家来数百人と共に5泊6日の斎王群行を経て斎宮へと向かいます。

伊勢神宮に仕えるのが主なつとめでした。それ以外はつつしみの生活でしたが、短くて数年、長いと10年以上も斎宮に留まって京に帰れる日を待ち焦がれていました。

斎王郡行行程図

京を出発、数百人の家来と供に5泊6日で鈴鹿峠を越えて斎宮までしずしずと郡行は続いたそうです。

最大の難関は鈴鹿峠。群行は困難を極め、峠を越えると
斎王を始め家来たちはほっと一息ついたそうです。

伊勢参宮街道を坦々と走ってへんば餅へ。

参宮街道を走ったらここは外せません。(笑)ついフラフラと・・・・・寄ってしまいます。

そのへんば餅。

美味しいですね。かつて餅街道サイクリングで参宮街道沿いの餅屋に寄って食した事があるのですが、一番美味しかったです。一ケ\70。

■へんば餅〜伊勢〜1/23姫路城

円座町に着きました。「城」の看板が。
どうやらここのようです。

とうとう着きました。いや、凄い見学者の数です。

城主の井村さんに撮影して頂きました。

18年の歳月をかけて完成した1/23姫路城ほぼ全景。姫路市から頂いた図面を元に1620年頃の姫路城を忠実に再現してあります。
材料費だけで約1800万円とのことです。石垣、屋根、漆喰やしゃちほこまで見れば見るほど凄いの一言です。

手作りの1/23姫路城案内図。

ちょっと見にくいかもしれませんが、現存する部分はこの40パーセントだそうです。

1/23姫路城は全部再現してあるそうです。

大手門から中を覗くと・・・・・

これどう見ても本物ですよね

実際の人の目線で撮影してみました。

屋根の上のしゃちほこ。

屋根は型を取ってFRPで作ったそうです。
小さなしゃちほこですが、ご覧の完成度。

もちろん左右で一対になっています。

石垣もご覧の通り。

何も知らされずにこの写真だけを見たら「あれっ???これどこの城?」なんて思ってしまいますよね。

石垣も一ケ一ケ切り出して作ったそうです。

漆喰の張り出しは石落とし。ここから石を落として敵をやっつけます。小さな穴は狭間と言ってここから鉄砲を撃ったり弓を射ったりします。

■1/23姫路城〜田丸〜多気〜松阪

帰りのコースですが、田丸に寄ってみました。

伊勢参宮本街道が通っています。ここから外宮や内宮はそう遠くないですね。

写真はいまは石垣だけの田丸城址。

参宮線に沿って走って行きます。

向こうは多気方面。多気で紀勢線と参宮線に分岐します。


多気駅にて。

ごく普通の駅ですが・・・・???
コース上に駅があると何か寄ってみたくなります。ついフラフラと寄ってしまいました。

櫛田川にかかる可愛い橋。

実は堰になっていてその上に歩行者と自転車のための通行路です。

 スタート地点の松阪まではもうすぐです。

■編集後記

久々にTOEI Sportifで走って来ました。やはり快走用車は良いですね。走りも軽くてこの季節にはピッタリのマシンだと思います。このレポートには書いてないのですが、斎宮歴史博物館で実はパンクしてしまいました。(笑)タイヤを入念にチェックしましたが、穴もなく何もささってなくて原因はどうやらチューブの劣化のようでした。すぐチューブ交換して一件落着。

で噂の1/23姫路城をとうとう実際に見て来ました。やはり噂にたがわず素晴らしいです。定年ちょっと前から計画してまず図面から始めて本格的な全盛期1620年代の精密な図面を姫路市から入手。それから土地探しで廻りに高い建物がなく、電柱もなくて遠くに山が見えている・・・・と言うような条件の土地をあちこち探してここ円座町に決めて購入。それから'89年からコツコツ毎日作って18年、'07年4月6日完成。(城の日)いやはや、男一生一代の業というか、到底凡人にはまねの出来ない凄い事だと思います。是非・・・・見習いたいと考えています。最後まで見て頂いて有難うございました。

2010.5.8