クラシックギターを弾くこと

'74年冬に購入した河野 賢手工ギター。もう36年経ちますが、今も良い音が出ます。

自転車以外の趣味もちょっと詳しく書いて見ようと考えています。十代後半頃、先輩がギターを弾いていてその美しい音色に引かれて始めました。ご他聞にもれずに映画「禁じられた遊び」のテーマ「愛のロマンス」なる曲を弾けたら良いかなあ・・・・と思いました。あの曲って簡単そうで結構難しいんですよね。まあ最初は自己流です。やはり先生について習わないと上達しないと考えて浜松で一番有名な教室に通い始めました。週一で月4回のレッスンです。年に一回は教室の発表会があります。ギターは最初は借りていましたが、自分のが欲しくなり1本目は松岡良治手工ギターを買いました。良いギターで何年か使用しましたが、手放してしまってその次に買ったのがこれ、当時日本で名工との誉れ高い河野 賢手工ギターです。有名だった理由ですが、ベルギー国際ギターコンクール(製作の方です)で金メダル受賞した日本で唯一の製作家と言う事でボーナスをはたいて購入しました。(笑)このギター、練習やコンサートで大活躍してフレットが減ってしまってフレット交換と表面のカシュー塗装が一部剥がれてきたので塗装やり直しと言う修理に1回出しています。製作者の河野 賢氏は惜しくも'98年にお亡くなりになりました。現在は一番弟子だった桜井正毅氏が工房を継いでいます。

この楽器の特徴は・・・・今と違って弦長が660mmあります。今は650mmが普通で手の大きい方用?ポジションによっては押さえ難いですね。
鳴りは表面板がスプルースですので澄んだ良い音がします。で造りですが非常に精度が高くて緻密に造ってありますね。ネックは反り防止のエボニ−が2本埋め込んで有ります。ギターでは重要なフレット位置は理論値に基づいて正確に取付けてあります。(減ったら交換可能)購入して36年経ちましたが・・・・まだまだ充分に演奏可能ということで今後とも練習や演奏に使用して行く予定です。

■所有楽器:河野 賢 1974製手工ギターNo20号
■弦長:660mm
■購入:'74年冬
■表面板:ドイツスプルース 裏板側板:ハカランダ
■弦:1〜3 AUGASTIN REGALS   4〜6 AUGASTIN Blue
■ハードケース: イーストマン社 Aranjues

■当時の河野 賢ギターカタログ

'75年頃の河野賢手工ギターのカタログです。当時は最高クラスが指3本でしたが・・・・今では両手以上します。

実は・・・・何を隠そう、ウチの家族は音楽一家でありまして・・・・(笑)
親父はフルート、母親はピアノ(オルガンでしたが)兄弟全員クラブはブラスバンドという事で、家族全員何がしか楽器が出来ました。楽器が何か出来るというのは・・・・いや、良い事ではないかと考えています。 楽譜も自然に読めるようになっていました。

このギターを始めてからいわゆるクラシック音楽やバロック音楽などに興味を持つようになりました。ギター以外のたとえばピアノとか、ヴァイオリンとか、オーケストラとかのコンサートにも良く足を運んでいます。

個人的に一番凄いと思う楽器はやはり・・・・パイプオルガンで、あの多彩な音色の変化と大音量、両手両足を使った3声同時ハーモニーはどんな楽器にもマネが出来ない凄い性能だと思います。

ギターは良く小さなオーケストラと言われています。その名の通り小型でどこでも持運びが出来、多彩な音色の変化も可能、小生の一番好きな点は・・・・やはり音色がきれいで自転車ツーリングのBGMに良く合う・・・・・と思われる点。いかがでしょうか?良く似合うと思いませんか?

ギターの本場はやはりスペインで、マドリッド、バルセロナ、アンダルシア地方などにギター工房が点在しています。日本で1番有名な(クラシック)スペイン製ギターはJose' Ramirezで今は四世の妹、Amalia Ramirezが工房のオーナーです。スペインをツーリングする際は是非ギター工房巡りもしたいと考えています。

個人的に好きなギタリストは・・・・イギリス在住のJohn Williamsで完璧なメカニックと豊かな音楽性で師匠のA・SEGOVIA以上だと考えています。美しい音色と流れるような運指は見ていて素晴らしいですね。2010年秋に来日しましたが、聴きそびれてしまいました。残念〜〜〜〜〜〜!!


■私の河野 賢No20号ギター

全体Photo。ギターの取り扱いは細心の注意が必要です。当てないようにして温度、湿度にも気を使います。

※仮に表面板など割れても修理可能です。

象嵌部分。工作は丁寧に精密に造ってあるのが良く分かります。

駒。地味に見えますがここも非常に重要な部分。4〜6番弦は2週間で交換します。1〜3番弦は1ケ月は大丈夫ですね。

ヘッド部分、ヘッド形状はスペインの名器、Ignacio Fletaとほぼ同じ形状。ナット(弦受け)は象牙で出来ています。

裏。材質はハカランダ。塗装は1回やり直してもらっています。今でもピカピカですね。ネックは反り防止のエボニーが入っています。

側面です。側面板もハカランダ。

糸巻。国産GOTOH製のもの。このクラスになるとツマミは本物の貝製。

ハードケースは最近Aranjuezのグラスファイバー製の物にしました。

■愉しかった浜松でのギター活動

ギター教則本で左から初級カルカッシ、中級F・ソル、上級ヴィラ・ロボスとなります。楽譜は音楽家にとって財産で今まで練習してきた曲は全て保存しています。

■ギター教室で使用した教則本

ギター教室は数年間在籍していました。浜松では有名なK先生の教室に週1回通っていましたね。この写真はまだそう、河野賢ギターを買う前のギター教室発表会の様子だと思います。
合奏はなくて個人のレベルにあった曲を2曲くらい弾く訳です。主にF・.ソル、F・タレガ、上手な人はバリオスとか、バッハとか、ヴィラ・ロボスなど弾きました。


ギター教室の他に浜松ギター愛好会にも入会してギターを愉しんでいました。今から思うと・・・あの時入会して楽しい経験が出来て大変良かったと考えています。

月1回愛好会の発表会、YAMAHAビル4Fホールにて。出るのは無料でこの為に何ヶ月か前から練習する訳です。独奏なんてホント、もうドキドキでしたね。(笑)演奏曲はF.タレガの「アデリータ」と「アルハンブラの想い出」だったと思います。最後の方は「J.S.BACH プレリュード」なんて弾いていました。

当時の浜松ギター愛好会のメンバー。いや、愉しい仲間達でした。このメンバーで愛好会を盛り上げていました。

これはギター合宿ですね。近場の高原で1泊で良く行っていました。別にギターだけではなくてメンバーでハイキングやテニス、キャンプも行ってまあ早い話が遊んでいました。(笑)

ある年の発表会にて。このメンバーで宴会も良く行っていました。春は花見、夏はビアガーデン、ウ〜〜〜〜ン、青春真っ只中という感じでした。(笑)

浜松ギター愛好会会員証。今でも大事に保管しています。
小生の青春時代の大事な記念品です。

'80年7月にあのセゴヴィアが来日しました。もう何をおいても是非聴きたいと思って名古屋まで出かけて行きました。当日のプログラムとこのチケットは大事に保管しています。セゴヴィアはギターという楽器をピアノやヴァイオリンと並ぶコンサート楽器としての地位を確立した偉大なギタリストです。

■編集後記

・・・・なんて書いていると、今でも凄く弾けるかのような印象を持ってしまうと思いますが・・・いかんせん、ブランクが凄くあります。(笑)多分、今では初級レベルですね。しかしながら・・・・・楽譜やその他のたとえば譜面台とか、足台とかの用品は全部有りますのでいつでも練習可能、一回上級まで行っていますので、まあまったくの初心者ではないし、やる気次第で上達は早いと考えています。でこの所毎日練習しています。(笑)スケールとか、アルペジオとか、簡単なEtudeとか、やはり基礎からです。基礎を何ケ月か行って中級〜上級〜それから弾きたい曲の練習など行おうかなあ・・・・と考えています。最終的にはやはりあの凄く優雅な・・・・スペインの作曲家兼ピアノ演奏家のIsaac Albenizや Enrique Granadosの曲を何曲か弾けたら最高!!かなあ・・・・と思っています。でお手本ですが・・・・
これまた昔と違って今では一流演奏家の演奏がyou tubeで無料で何回でも視聴出来ると言う事で、凄い環境の変化だと考えています。昔はそれこそレコードを買って来てステレオで聴いていましたが・・・・・???今は良い時代になりました。で欲しい楽譜や弦もインターネットで買えます。もっと言うと・・・・you tubeで世界デビューも可能と言うことで、(笑)いや〜〜〜〜〜!!この先どうなるんでしょ???最後まで見て頂いて有難うございました。

2011.1.16