1938 FOLLIS Course Route

この超・クラシックロードレーサーのFOLLISですが、日本ではタンデムの得意なメーカーとして知られています。この春、I'S BICYCLEさんのサイクリングに参加させて頂いたのですが、その際拝見して取材させて頂きました。歴史的にきわめて貴重な一台と思われます。この車ですが、オーナーTuchiya氏がFOLLISの工場を訪れた際に隅に放置して有ったのを譲り受けてアメリカで塗装、レストアはI'S BICYCLEで行なったのだそうです。

もともとの写真を拝見すると・・・・レースの時の写真が残っていて大変貴重な'30年代のロードレーサーです。
この車の部品は特にタイヤは当時まだパーヴェや未舗装路が大半だった事を考えるともう少し太いような気もしますが(?)、その当時の車の雰囲気が良く分かる貴重な一台になっていると思います。メーカー名が分からない部品もありますが、メーカー名なして写真UPしてみます。どなたか詳しい方が見えたらご教授頂けたら幸いです。最後にI'S BICYCLE Tuchiya氏の取材協力に感謝します。

全体のビュー。3Sチェンジ、部品はほぼオールスティール製。実際に走れる状態。

←チェンジは見たこともない歴史的3速Simplex。
初めて見た一品。同時期のチェンジに有名なヴィットリア・マルゲリータがある。

フリーはこの当時はまだ3S。チェンはいわゆる厚歯の1/8

シングル鉄製チェーンホイール。
当時はコッタード式。    →

ハブ。オールスティール製36穴

すでにあの有名なCampagnolo社のクイックハブは存在していたがこの車ではウィングナットを使用

当時は本皮のサドルが一般的だった。この車は交換されて新品がついていた。

良く見ると後ろブレーキワイヤーは内臓になっている。

SPECIAL THANKS: I'S BICYCLE TUCHIYA氏

←マーク類もオリジナルに忠実に再現してある
TYPE SPECIAL ↓

ステムは軽合。突き出しの短い
もの

Rブレーキ、メーカーはLAM

構造事体は今と変わらない

ブレーキレバー。
同じLAMのもの?パッドはなして
シンプルなレバー

ハンドルバーはリーチが短くて
ドロップの多いこの時代独特のもの

ハンガー。昔の車は手間暇をかけて造ってありグリス穴が設けてある。

この車の塗装は・・・・あの有名な
カリフォルニア・cyclart
レストア自体はI'S BICYCLE。

レストア前の貴重な写真。
左下にレースの時の写真があり、本来はレーサーだったようです。

約70年近く前の車ですが、当時の雰囲気をほぼ完璧に再現している貴重な一台だと思います。

編集後記

2003年はいわゆるツール・ド・フランス100周年で、初期の頃、特にまだ’〜30年代フィクスドギヤ(固定ギヤ)の頃の車や、ダブルコグのハブの両方に登り用、平坦下り用のギヤを装備した車、また'30年代〜変速機黎明期時代の車など是非一度は見たいなあ・・・・と前々から思っていましたが、このほど3速チェンジの歴史的ロードレーサーのFOLLISを取材することが出来て大変良かったと思っています。是非どこかに年代別や、機構的に大きな変遷のあったその時々のツール・ド・フランスなどで使用された歴史的なロードレーサーの展示館など出来たらさぞかし面白いかなあ・・・・と常々思っています。今回、I'S BICYCLEのtuchiya氏のご協力で歴史的なロードレーサーのFOLLISを取材させて頂きました。この場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。

2005.10.5

No4