文学散歩 「青い山脈」の彦根散策 その2

映画最初のタイトルが出て来るのがここ、彦根城展望台から市内東方向のパノラマです。昭和38年の彦根の様子が分かって非常に興味深いですね。

■彦根市内ロケーション地図

小生がリサーチした「青い山脈」ロケ地一覧ですが、当日行き忘れた箇所が2つほどあります。     ※地図の番号は小生が廻った順番です。

■オープニング、自転車通学のシーン他

you tube: http://www.youtube.com/watch?v=wRErPwpi1qs&feature=related

@佐和山トンネル

最初は琵琶湖沿い松林の風景が出て来ますが、これは下芹橋西の方の琵琶湖岸道路と考えています。(行くのを忘れてしまいました。)

2番目のトンネルのシーンがこれ、R8号佐和山トンネルで当時はここを自転車通学していたのでしょうか?今では歩行者、自転車用トンネルが別にあります。

D下芹橋 通学シーン、橋の最初は下芹橋で琵琶湖がすぐの所です。映画ではもう少し下から撮影していますね。

E百間橋 通学シーン、これは本当に大きく変わった百間橋。映画ではまだ木造橋で時代の流れを感じます。彦根城との位置関係は映画とまったく同じですね。

H本町三丁目

通学シーンで自転車の松山浅子が後ろから来たスーパーカブの寺沢新子に当たりそうになってよろけて転倒してしまう場所はここ。

江戸時代の枡形になっていて道に特徴があります。枡形はあといくつかあります。

H本町三丁目

上の場所を逆から見るとこうなります。この先に彦根西中学校があります。
東側の旧家は撮影時点とそんなに変わってないようにお見受けしました。

L彦根キリスト教会

最初の通学シーンで寺沢新子がスーパーカブでこの教会の前を通り抜けて行きます。もうほんの一瞬しか映画には出ません。良〜〜〜〜〜く見て下さい。小生はあれはどこかなあ・・・・とさんざん探しました。TAチェ−ンリングに似た窓が印象的です。

G彦根市立西中学校 貞淑女子高等学校のモデルとなった所です。校舎は木造から鉄筋コンクリートになり建て替えられています。中を見学したかったのですが、例の事情で出来ず。トホホ・・・・・・・

G彦根西中学校入口付近。

左の木は映画の中に登場しています。寺沢新子と松山浅子が仲直りをした木はちょっと見当たりませんでした。

当日は夏休みと言うこともあってガランとしていました。

F滋賀大グランド

大学ラグビー部が練習していた場所。彦根城がすぐの場所です。

ここで六助と新子が偶然出会ってガンちゃんがラグビーを練習している風景を見学します。よそ見をしていた(新子を見ていた)ガンちゃんはボールに乗ってしまって転倒、皆から「ガンちゃん〜〜〜〜〜〜大丈夫か?」と声をかけられます。そこへ大学ラグビー部OBの沼田先生が通りかかり・・・・・・

■芹橋あたり

A芹橋

芹川沿い、島崎先生と沼田先生がスクーターを押しながら学校から一緒に帰ります。島崎先生から「沼田先生は今後の人生をどのようにお考えですか?」と聞かれて・・・・

「そうだな・・・・持参金付の金持ちの娘と結婚してその金で医学博士の肩書きを買って・・・・・美人の看護婦に手をつけて家庭騒動を起こして・・・・・その後は市議会議員選挙に打って出て・・・・・」と答えた所で・・・・・

島崎先生が「あなたって人は!!」と沼田先生をピシッと平手打ち!!その場所が芹橋付近です。(笑)
昔交番があったそうです。

A芹橋

沼田先生に平手打ちをくらわせた島崎先生が芹橋付近の所からちょっと細い脇道に入って家に帰ってしまいます。多分ここではないかと思ったのですが・・・・・???

似たような場所が実は多数ありました。芹橋から1番近い場所はここでした。また涼しい季節にでももう1回行ってみたいですね。

C後三条橋 沼田先生がビンタをされてボーゼンとしている所へ芸者の梅太郎が通りがかり、「あら、先生お久し振りです」と話していたら歯が痛くなり、「急患だったら乗せて行ってあげようか?」とスクーター2人乗りで歯医者へと急ぎます。で後三条橋を曲がって行くとトラックにぶつかりそうになり・・・・

B袋町

沼田先生がニセの電話で往診を頼まれます。その行きがけに赤牛の手下に襲われて怪我をしてしまって沼田先生に密かに好意を寄せていた梅太郎は見舞いに行きますが・・・・・そこで恋敵の島崎先生と鉢合せ。島崎先生の方に沼田先生が心を寄せていることを知り・・・・・・

「絶対、PTAなんか行くものか!!」とプンプン怒ってここを通って帰ります。道路と段差があるこの特徴のある場所は袋町でした。

B袋町

このあたりは彦根の歓楽街ですね。バーやらクラブやらひしめき合っていました。梅太郎はプンプン怒りながら自分の家に帰って行きます。

袋町で見かけた自転車。

なんと映画に登場した頃の実用車?当時の自転車はこのような黒塗りのいかにも頑丈そうで重そうな自転車でした。当時はサイクリング車なんてとてもとても・・・・・・

今ではこのような自転車はトンと見かけませんね。

■彦根城あたり

(あくまでも小生なりの解釈です。参考程度でお願い致します。)

K馬屋
ガンちゃん、六助、新子の3人でここに差し掛かったら後ろから松山浅子のグループが後をつけてきて・・・・

「なぜ後をつけてくるの?」「あなたに責任を取ってもらいたいの。寺沢さんに退学して頂きたいと皆さんで決議したんだわ!!」と言われてしまいます。

怒った新子は松山浅子のほっぺたをビンタしてしまいます。

K馬屋  そのピンチにガンちゃんと六助はとっさにスーパーカブのエンジンをかけて新子を乗せて無理やり走らせてしまってこのピンチを切り抜けます。その場所は彦根城馬屋の前でした。

J鐘の丸

新子のクラスで例のニセラブレターの件で一悶着があり、島崎先生と新子は2人でここへ来て詳しい事情を話します。

「今の時間、いやになっちゃった、肝心の貴方の事もどこまで信じてよいか分からないし・・・・・」
「すみません」
「その男の学生の方の事もっと詳しく話して下さらない?」
「実は松山さんのスカート弁償代が少し足らなくて・・・・・家の鶏の卵を100個売ろうとしたのですが、残りの20個がどうしても売れなくて・・・・・・」
「そうだったの、事実は小説よりも平凡だったって訳ね。そういうほほえましいエピソードがもっと私達の日常生活には必要なんだわ」


・・・・とその時、
「せんせ〜〜〜〜〜い、大変です!!」と笹井和子が・・・・

I彦根城

映画の最初の方でこのシ−ンが出て来ます。
で最初のタイトルが出てくるカットは天守閣から撮ったものだと考えていました。上がってみたら・・・・・金網が張ってあり、撮影はちょっと難しかったです。

全部木造の当時のままで驚きました。保存状態が極めて良かったですね。当日は夏休みで超満員でした。トホホ・・・・・

I彦根城 

天守閣には金網が張ってあって撮影はちょっと困難でした。どうやら別の場所から撮影したようです。


・・・・ということで探したら展望台がありました。ここから東の方が良く見えます。ここからの写真がTOPのパノラマです。

JR彦根駅

・・・・・という事で時間も丁度昼で暑くなる前に散策を終えることが出来ました。何回も来た彦根ですが、こうやって改めて散策して見るとまた全然違う彦根の魅力が身近に感じられるようになりました。真夏の暑い時期でしたが、来て良かったです。

■編集後記

今年の夏は去年ほどの暑さではないようですが、それにしても非常に暑〜〜〜〜〜〜〜〜い!!ですよね。この時期は苦手でまあ過去に2回ほど北海道をキャンプツーリングしましたがこれはまあ別ですね.。(笑)やはりこういう時期は本当に興味のある事とか、好きな事以外はやろうという意欲が湧きません。肉体的にはもちろん・・・・・ですが、精神的には若々しく保って老け込まないようにはしないといけないと常々考えています。で前回、わが三重神島で文学散歩なる初めての企画を考えたのですが、これが案内面白くて関連する本やDVDはすぐ買って読んだり見てみたりしています。神島はまあ範囲は狭くてそれほど苦労はなかったのですが、今回の「青い山脈」は彦根の市街地、さあどこでロケーション行ったのか?というのは非常に興味も有るし、探すのも愉しかったですね。いろいろ調べて主な場所は大体分かりました。映画では約50年前の彦根市街を見ることが出来て大変興味深かったです。そうですね、彦根が舞台の代表的映画は?との問いにはほぼ文句なく「青い山脈」だと思います。 で惜しむらくは・・・・・市内にロケ地の案内が全然無いことですよね。多分地元の方、特に若い方なんか知らない方が多いのでは?と思います。再来年2013年は映画封切りから50周年記念の年ですのでその時までになんとか「ロケ地散策コース案内」とか、「青い山脈資料館」なんかもし出来たら嬉しいですよね。最後まで見て頂いて有難うございました。

2011.8.19