No84

2015.2.29

1975 Alex SiNGER " GALIBIER"

■編集後記

いつもクラシック名車アルバムの取材はイベントなんかで素晴らしいマシンを見かけたらチェックしておいてこちらからオーナー様におずおずとお願いする・・・・というのが常なんですが・・・・・今回は何と逆のパターンで「是非載せてください」とリクエストが来ました。やはり素晴らしいマシン持っていたら他に人にも見せてちょっと自慢してみたいという・・・・(笑)大抵の方はそんな願望をたぶん持っているのでは?と思っています。それ以外に今後のオーダーで是非参考にしたいというマシンがアルバムの中に多分あるのでは?思っています。この部品とこの部品の相性とかこの部品は他の人は使っているのか?調子なんかはどうかとか?是非このアルバムを参考にして欲しいなあ・・・・と考えています。でなるべく多くの(年代別や国別、工房別、車種別 部品別他)素晴らしいマシンを載せたいと思っております。自薦他薦は問いませんのでエントリーよろしくお願いします。今回の取材でオーナーのシバちゃんさんには素晴らしいAlex SiNGERマシンの画像やデータを提供して頂いて全面的にご協力頂きました。この場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。


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美しいヘッド付近 左方向から


ちょっと分かりづらいのですが、Alex SiNGERのロゴや住所などの文字は左方向から見て読めるようになっています。従って・・・・・小生はリムのブランド名なども左方向から見て読めるように組んでいます。

■美しいヘッド付近 右方向から

■チューブはReynolds531、

■ラグはAlex SiNGER オリジナル

■ステムは Alex SiNGER オリジナル80mm

■ヘッド小物はStronglight V4

・・・・このあたりの部品は定番のものを使用しています。

社会人になって間もない頃、このサンジェは27枚のお札と入れ替わりに、近所の自転車屋さんから貰われて来ました。ほとんど乗られていない新古車の状態でした。昔も今もロードしか乗らない私ですが、四国で学生生活を送っていた当時、ニューサイの影響もあり、二束三文のような値段で売られていたフランスパーツを見つけては、喜々として買い込んでいました。「いつかは・・・」という野心でもあったのでしょうか。未だアッセンブルを待つ大量のパーツを前に、燻ぶり続ける欲求のはけ口として勢い購入した事を覚えています。

車体番号「1783」素性のわからないサンジェでしたが、たまたま持ち込んだシクロジャンブルでいろんな方から声を掛けて頂きました。車種はランドナーで車名は「ガリビエ」、1975年当時、城東輪業社が初めてサンジェを日本に輸入した頃の個体だそうです。歪なスケルトンだと思います。ランドナーのくせに立ったシート角、FDギリギリまで詰められたリアセンターに短すぎるトップ長、フロントセンターを稼ぐために突き出したオフセットには違和感を覚えます。踏んでしならず事を望まない典型的な回転型のフレーム、胴長短足で大腿骨の長い私が乗る事は到底無理だと分かっていました。

それでもサドルの高さを合わせ、コッピバルタリ型からリーチの長いハンドルに変えては見たんですが・・・・・乗り味インプレッションを期待していた方、スミマセン。誤解を恐れずに推測すると、身長は165cm前後で股下が77cm程度、大腿骨が短く、固いフレームを回転で乗りこなせるパフォーマンスを持つ人であれば、このサンジェはベストマッチングだと思います。


SPECIAL THANKS: シバちゃんさん

1975 Alex SiNGER "GARIBIER" 仕様表

 Tube  Reynolds531
 Lugs  Alex SiNGER Original
 Size  Seat:540mm top:525mm
 Head parts  Stronglight V4
 Bottom bracket  TA
 Control lever  Huret Luxe
 FD  Huret Luxe ♯700
 RD  Huret Luxe Touring
 Clanks  TA 165mm
 Chain Rings  TA Cyclo Touriste 48×40×30
 Chain  Unknown
 Padal  TA Route
 Toe Clip  Christophe
 Toe Strap  Christophe
 Mud Guard  Lefol 650B
 Tire  Wolber 650×32B
 Rim  Super Champion 650B 36H  Red label
 Spokes  Steinless ♯15
 Hubs  MAX-CAR 36H     Wing nuts: Huret Luxe
 Free Wheel  Cyclo pans 14~26 5speed
 Saddle  IDEALE ♯90
 Seat Post  BIRMALUX
 Breake arch  Mafac Criterium
 Break lever  MAFAC
 Handle bar  Unknown 400mm
 Stem  Alex SiNGER Original 80mm
 Handle Bar tape  Cotton
 Dynamo  Soubitez 12N
 Head lamp  Soubitez type galf ball
 Tail lamp  Soubitez
 Bottle cage  TA
 Pump  Zefal Slibloc

■前からの撮影

ハンドルは・・・・幅400mmでメーカー名や製品名はunknownだそうです。曲がりからPHILIPPEではなくてBELLERIあたり???

■ヘッドランプ
ヘッドランプはSoubitez type golf ballですね。

■ダイナモ
チラッと見えているダイナモはSoubitez 12Nです。

■タイヤ Wolber Super Randonneur650×32B     ■リム Super Champon 650B 36H 赤ラベル 

■後ろハブ付近。   ■ハブはMax-Car 36H、■ウイングナットはHuret Luxe、■直付テールランプはSoubitez。

■ハンガー付近を左から

■クランクはTAですのでハンガー小物ももちろんTAです。

FDとガードのクリアランスはチェーンステー長がギリギリの為?スレスレになっています。

■ポンプはお馴染み Zefal Solibroc 18"

■ガードはLefol 650B.


■チェーンホイール

クランクは TA Cyclo Touriste 165mm
リングは TA トリプル 48×40×30


昔のNC誌でサンジェの場合TAのチェーンホイールの組立てはリングの枝とクランクが1直線になるように組み立てていましたが・・・・このマシンは組直してあるようです。

■FDはHuret Luxe ♯700ですね。


■ぺダルはTA Route

■クリップストラップはChristophe。

■サドル

サドルはIDEALE ♯90 ワイヤーベース。今イデアルのサドルは非常に入手困難になってしまいました。コンディションの良いサドルも減少傾向です。

■ピラー

ピラーは聞いたことがないBIRMALUXというピラーだそうですが、斜め臼固定でこれがAlex SiNGER オリジナルピラー?Alex SiNGERではSimplexのピラーは使わずにオリジナルピラーのマシンがほとんどですね。

■リヤメカ

リヤメカはHuret Luxe Touring。
御存じの様にこのタイプのチェンジは3種類あって同じボディーでケージの長い"Super touring"、レース用の"Competiton"です。

小生もCorse Rputeで"Competition"を使用しています。調子は良いですね。


■フリー

フリーはCyclo pan,14×17×20×23×26 5speedです。